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夢恋城へ…ようこそ…

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海の彼方から…王子×ショコラティエ part.36

「やった!食べていいの~?」

ロベルト王子が真っ先にテーブルに駆け寄ってきた

そして1粒摘まんで口に入れた

「あっ!美味しい!珈琲風味だよね!アル!これだよこれ!」

ロベルト王子は急に執事のアルベルトさんを呼ぶと1粒渡した

「俺が城下に《視察》に行った時に食べた珈琲味のチョコ…じゃないショコラで美味しいのがあったって言ったじゃん!アルは全然理解してくれなかったけどさぁ」

「ですから王子というお立場で《脱走》して祭りの屋台の物を軽々しく口にされてはいけないと…これは美味しいですね」

アルベルトさんは1口食べて笑顔になった

「もちろんこのショコラの方が美味しいけど、屋台の…あれはショコラじゃないな、やっぱチョコレートも美味しいんだって!」

要は店構えじゃないんだとロベルト王子は屈託なく笑う

ああ、この人は見かけやブランドに惑わされない自分の価値観がしっかりある人なんだ

そう思って見ると一吹さんも小さく頷いていた

「この薔薇の細工も素晴らしいですね!これは食べられるのですか?」

エドワード王子は三斗希君の作った薔薇の花がブーケのようになったショコラを食い入るように見ている

「はい!この茎の所を折って…」

ポキッと三斗希君が薔薇の花の下を折ってエドワード王子に渡す

「ショコラとはいえ薔薇が折られるのは心が痛みますね…」

三斗希君はポカンとエドワード王子を見ている

「なら食うのはもっと残酷だろうが。食わなきゃ俺が…」

「ちょっ…!キースはダメです!薔薇が可哀想でしょう?」

「なんでお前がよくて俺がいけねぇんだよ」

「キースはこのショコラティエが一生懸命心を込めて作った過程を気にせず食べてしまうでしょ?それは作ってくれた人に失礼です」

「俺に食べさせるのに心を込めるのは当たり前だろ!そうじゃないシェフがいたらぶん殴って即クビだ」

この人の俺様っぷりは筋金入りの世界一だ

仁さんが物凄く可愛く思える

上には上がいるものだ

「こんな美しいショコラは初めて見ました」

エドワード王子はうっとりした瞳で薔薇を見つめるととっても大切そうに食べてくれた

「ああ、美味しいです!これは是非僕の女神にも食べさせてあげたい」

僕の女神…

「エドワード王子のお妃様の事よ」

こっそりとジェシカさんが教えてくれる

「一吹より上がいたな…」

通りすがりに仁さんがニヤリと笑っていった

俺様仁さんより上のキース王子

フェミニスト一吹さんより上のエドワード王子

…世界は広い

と、違うテーブルで元気な笑い声が聞こえてきた

「へぇ!日本じゃ女子高生の事《JK》って言うの!?面白いねぇ!」

「女子小学生はなんでしょう?」

「え~?J…JS?!」

「ピンポーン!」

「やったぁ!じゃあこのショコラもらい!」

「あ~!!それ仁兄の優勝した時の!ラスト1個なのにぃ!」

「日本帰って食べればいいじゃん!」

「簡単に作ってくれないんだって!」

ロベルト王子と潤君がじゃれあいながら談笑している

潤君人見知りしなさすぎ!

一国の王子様相手に臆さない所が大物だ…

真逆の三斗希君はずっとグレン王子のそばにいる

まぁ、それもいいか

それよりも気になる

仁さんのテーブルにキース王子とジョシュア王子

一吹さんのテーブルにエドワード王子

気になる!気になる!

取材しなくっちゃ!


~つづく~

Category - 王子×ショコラティエコラボ

2 Comments

chika  

ホホホホ(*^▽^*)ウィルはしかるべき所におりますわよ~

2014/08/11 (Mon) 19:11 | REPLY |   

yc  

互いの俺様論とフェミニスト論を語り合い、立場と海を…いや、アプリの枠を越えての友情成立ですね。
あれ?そーいやウィルがいない…。
分かち合える腹黒が、ショコラティエにはいないからか?

2014/08/11 (Mon) 16:42 | REPLY |   

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