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夢恋城へ…ようこそ…

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海の彼方から…王子×ショコラティエ part.61

「あっ!」

私は思わず叫んでいた

メモ!書くもの!ペン!

キョロキョロ周りを見回すけど、綺麗に片付けられている一吹さんの部屋にペンは無造作に転がっていない

これが私の部屋ならすぐ2、3本は目に入るのにぃ!

かと言って一吹さんの部屋の引出を勝手に開けるわけにはいかない

じゃあスマホ!!

急いで手に取った

「華恋ちゃん、何してるの?」

マグカップを2つ持った一吹さんが首を傾げながら戻ってきた

「まだ夜明け前だよ?もう仕事?」

「違います!」

「とりあえず、コーヒー飲んで」

なんか男女逆のセリフとシチュエーションなのが気になるけど…

私は一吹さんが隣に座るまで画面を操作し続けた

「ねぇ一吹さん!これ見て」

私は一吹さんに画面を見せた

そこには

《DOLIAPOS》

の文字

ドリアポスってこんな綴りなのかな

「ドリアポス?」

一吹さんの顔が一瞬強張った気がした

私は画面を一吹さんの方に向けてさっき打った文字をスクロールした

「このドリアポスって…」

Doliapos

DO→ドレスヴァン
LI→リバティ
A→アルタリア
P→フィリップ
O→オリエンス
S→シャルル

って事じゃないの?

私は興奮気味に一吹さんを見上げた

「う~ん…」

一吹さんが首を傾げた

何か変?

「ドレスヴァンは書くならな《 dresvan》だよ。Oは入らないかな」

…そうなの?

じゃあオリエンスのO?

「だとするとOが1つ多いね」

…本当だ

「それにフィリップを《Philip》ってFじゃなくてPにしたのは正解だけど、シャルルはSじゃなくて《Charles》だよ」

…決定的に違った

ええ~!

いいとこいったと思ったのに!

「無理矢理あの王子達にしなくていいんだよ」

一吹さんはそう言って頭を撫でてくれた

でも…一吹さんは気にならないの?

こんなにも私達を助けてくれている事柄を全部必然とか偶然とか天罰とか

そんな言葉1つで片付けちゃって平気なの?

「知りたくないって言ったら嘘かな…でも知ってしまったらあまりにも今の生活とかけ離れた場違いの所に行ってしまう気がするんだ…臆病かな」

「はい。臆病だと思います」

私は力強く言ってしまってからちょっと後悔した

一吹さんは私の事も弟達も、お店も、まだまだ守る義務があるって背負い込んでる

だけど留まる事が守る事じゃない

一吹さんはそこから脱出しなきゃ変われない

「《現状維持とは後退である》…って言ったのはウォルトディズニーだったかな…」

一吹さんは苦笑しながらマグカップに口を付けた

「華恋ちゃんには背中を押されっぱなしだね」

一吹さんはマグカップを持っていた手で私の手を握ってくれた

いつもより暖かい手…

「…1歩、踏み出してみようか…ついてきてくれる?」

「はい!」

私は思いっきり一吹さんの胸に飛び込んだ


~つづく~

Category - 王子×ショコラティエコラボ

2 Comments

chika  

ひねくれ者な城主です(*^▽^*)

2014/10/03 (Fri) 17:35 | REPLY |   

yc  

華恋ちゃん、あたしも最初それに近いこと思ったのよ~ぉ。
でも違ったのよねえ~。
王子様たちで間違いないんだろうけどさぁ。←これで違かったらビックリだけど。

城主さま、答え早くtell me、please☆"

あれ?で、いちゃこらの続きは?一吹さん回復したんじゃないの?(。-∀-)

2014/10/02 (Thu) 23:02 | EDIT | REPLY |   

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