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ヤコフの回遊録~part3~

Category - 番外編
遠くから聞こえてきた悲鳴にまだ周りのお祭り人間達は気付いていないようだった

俺はとっさにセルゲイを見ると、奴もチラッと俺に視線を返した

乱れる複数の足音

微かに混ざる悲鳴と鳴き声と

馬…?

馬の嘶(いなな)きも風に乗って来る

俺達だけが迫ってくる事柄を把握した

「逃げろ!」

俺が叫ぶと周りの連中はキョトンとした

まだ気づかないのか!?

「暴れ馬だ!」

土煙が見えてきた

コンクリートの地面のはずだろ!

1頭じゃないって事だ!

俺とセルゲイはアイコンタクトで道の左右に分かれた

「馬が来る!逃げろ!」

俺の声に再び馬の嘶きが重なった

今度こそ連中も気付いたようだ

それでもざわざわとしながら道の端に寄り始める

遅い!危機感はないのか?!

あっと言う間に怒り狂ったように突進してくる2頭の馬が見えてきた

馬だけじゃない

後ろに馬車が付いている

つまりは2頭引きのキャリッジ (※2頭または4頭立ての4輪馬車)が御者を振り落として暴走しているんだ

ガラガラという車輪の軋む音と、既に事実を知った人々の悲鳴が大きくなってきた

目の端に見える近くに駐車している車

セルゲイも反対車線で同じ事を考えているようだ

突進してくる馬と馬車

ようやく悲鳴をあげて人々が逃げ惑う

俺とセルゲイは車の屋根に登った

ここからなら左右の馬に飛び乗れる

馬が近づいて来る!

セルゲイと一瞬目があって






俺は馬に飛び乗った

急いで手綱を引く

馬は大きく反抗して暴れる

隣の馬も暴れて前脚を大きく上げた

それでもしっかりと制御されているのがわかった

さすがセルゲイだ

俺は馬の異常を感じて耳を払った

馬の耳から何かが飛び出した

蜂か…っ

馬は耳に蜂が入ってパニックに陥ったのだろう

ならば隣の馬も…!

セルゲイにその事を教えようと思って振り返り…

驚いた




いつの間にか馬を操り、大人しくさせていたのは

大勢が真似ていたその大元だった

比べようもなく高貴なオーラに身を包んだ金髪碧眼のprince of prince…

ウィル王子だった



~フィリップ編 つづく~

Category - 番外編

2 Comments

まひろ  

めちゃめちゃオトコマエに描かれてそう(^^)

続きへ~!!

2014/11/20 (Thu) 22:01 | REPLY |   

chika  

う~(@_@)またグドエンだったわぁ~ヤコフ様(T^T)

また小姑セルゲイに1からグチグチ言われるのねーふん!

てなわけで、ヤコフ様inフィリップです( ´艸`)

2014/10/04 (Sat) 06:20 | REPLY |   

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