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すぐそばにある光~ケヴィン~2

Category - season2番外編
俺は若い時のリュークになっちまったのか?

魂と体が入れ替わる…そんなSFチックな事が実際に起こるのか?

しかもタイムスリップまでしてんだろ?

うわぁ…マジかよ…

ダブルで混乱する

俺は鏡の中の俺じゃない顔を凝視する

不安そうな若いリューク…

若い…って『今』は『いつ』なんだ?

リュークは何歳で、今は西暦何年なんだ?

俺はベッドサイドに駆け戻った

壁に掛けられたカレンダーはガッツリ50年前の年月を指していた

当然か…

俺といるリュークは74だか75だ

なら、ここのリュークは24か25

うん。そんな顔つきだ

……

……

わっ!!

すっげー重要な事思い出した!

50年前のリュークがいるなら当然50年前のおじい様がいるって事じゃねえか!!

23か24か…

バリバリのやんちゃ王子現役の…!

もう一度カレンダーを見て歴史で学んだ事を思い出す

リバティの経済的な大事件 金融危機が起きた年の翌年か

おじい様、キース前国王が王子時代に救ったと伝説になっているあの事件の1年後

それなら国は落ち着いている筈だ

少しだけほっとする

俺が世界一リスペクトするキース前国王

そのキース前国王がまだ国政に参加し始めた頃の、つまりは今の俺と同じ位の経験なわけだ

執事としてそばにいることができるなんて、こんな機会は絶対に有り得ない

よし!前向きに考えよう!






…甘かった





「遅い!呼んだらすぐ来い!」

「茶の味が薄い!飲めるか!!」

「書類をさっさと仕上げろ!」




…怒涛のごとくキース前国王、じゃねぇや
キース王子の罵声が降ってくる

聞きしに勝る横暴ぶりだ

こっちは見た目リュークだが、中身は執事ど素人の俺だ

キース王子のお茶の好みとかも知らねぇし

ましてやPCなんて50年前の型式だぜ

当たり前の機能が当たり前のようについていない

いくら今現在最新型だろうが俺には旧式だ

取説とにらめっこしながらの書類作りなんだから遅くて当然だ

チクショー!!

俺のPC使いてぇ!

そんな死ぬほど忙しいドタバタの中

自分の部屋のベッドに戻れたのは3日後だった

ひょっとしたら眠って目が覚めたら元の世界に戻っているんじゃないかという儚い夢は、3日徹夜という最悪の形で忘れ去られた




~つづく~

Category - season2番外編

1 Comments

まひろ  

そっか!!
見習いと罵倒され、他国執事たちとの力量に歴然の差があったのは、中身がケヴィンだからか~(笑)

・・・ひどっ!!(笑)

このストーリー、先が楽しみ♪

2014/11/01 (Sat) 12:50 | REPLY |   

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