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すぐそばにある光~ケヴィン~4

Category - season2番外編
俺はアレックが動くのを待った

衝撃は強烈だったはずだ

アレックは俺の顔を穴があくほど見つめた

「リバティの建国記念日は?」

「キース様の誕生日は?」

そんな質問がポツポツと出てくる

やがて質問はいくら王室マニアであっても知らないような内部の話になってくる

「地下牢への道順は?」

「離宮のワイン蔵にあるクラウス前国王様の秘蔵ワインの銘柄は?それはどこにある?」

模様替えしてない限り、俺の時代と同じだろう

誰も手をつけれないワインらしいからな

俺はそれを答えた

「うむ…」

アレックは腕組みをして黙り込んだ

あんまり言うとタイムパラドックスが生まれる

簡単に言うと

未来から来た者がこれから起こるべく事を先回りして変えてしまう

そうすると未来に起こる予定のものが全て狂ってくるのだ

最悪、俺が生まれなくなる可能性も出てくる

目の前の道を右に行ったから出逢った女性と

左に行ったから出逢った女性では未来は大きく変わるって事だ

「あなたは…」

アレックの俺に対する言い方が変わった

キース王子の孫だと信じてくれたのだろうか

「なぜ自分がキース様の孫であり、未来のリバティ国王になられるのに黙ってリュークのふりをなさったのですか?」

それは…

「この出来事が神のいたずらなのか、意味があっての事なのかわかんねぇけど、俺はすっごいチャンスを貰ったと思ってる。だって伝説のキース王子の政治手腕を一番近い場所で見られるんだぜ!伝記で上手く綺麗に纏められた事じゃなくてリアルタイムに一言一句直に聞けるし、質問だってできる!こんな機会、逃せないだろー」

ケヴィンだとバレれば未来に支障が出るけどリュークとしてそっと見てるなら大丈夫じゃないかって…甘いか?

「なるほど…」

アレックはようやく笑顔を浮かべた

「そのようなお考え…やはりキース様の血を受け継いでおられるようですな」

…見た目もな

「それはそれは…拝見しとうございました」

アレックは俺が生まれる前にこの世を去っている

本来なら会えない人間なのだ

不思議なもんだな

アレックも俺が何も言わなくともわかったようだ

「逆にリュークはどうしておるのでしょうか?まさか未来のケヴィン様の中に…」

「いや、それはないと思う。だってリュークは未来の自分と対面する事になるんだ。それは無理だろ」

「それならいいのですが…ケヴィン様に代わって王子様の執務をするなど滅相もございませんし!できるはずございません!」

…思いっきり言われてやんの

リュークってよっぽど若い頃信用なかったんだなぁ

「ともかく…いつ戻れるのかわからないが、これは俺とアレックだけの秘密にしておいてくれ。リュークだと思って接してほしい」

「畏まりました…」

アレックはそう言って深々と頭を下げた

味方ができた…

それだけで俺は心が落ち着いた

まだまだ波瀾万丈なんだろうけどな

それは一人の女性に出逢った事から始まった



~つづく~

Category - season2番外編

2 Comments

chika  

ケヴィンの中身ならキャシーが惚れてしまったりして…(@_@)

姫と執事の禁断の恋!!

キースが気づいたら…ずっとケヴィンの方を横におくわな~

2014/11/06 (Thu) 21:27 | REPLY |   

まひろ  

キャシーにも見破られそうな気がしてきたー(笑)

じぃだって気付いてそーだし・・・
キースは!?

あれ、結局皆にバレてるのか~(笑)

どの女子にあうんでしょーか!?
楽しみ~

2014/11/06 (Thu) 07:53 | REPLY |   

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