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ヤコフの回遊録~part6~

Category - 番外編
身長はめちゃくちゃ高いわけじゃない

恰幅がいいわけでもない

俺とシルエット的には変わらないだろう

なのに一瞬、大きく見えたのは…

認めたくはないが生まれた時から次期国王として育てられた風格のせいだろう

瞬時に構えたセルゲイの前に、やはりジョシュア王子の横に付いていた執事が立ちふさがった

にこやかな微笑みを浮かべているくせに隙がない

曲者だとすぐにわかった

「ようこそ…と両手を差し出して歓迎してやれるほど、ドレスヴァンとしてサンクト=シアベルを認知していない」

いきなりの言葉がそれだった

わかっちゃいるが…ムカついた

「ウィルからわざわざ連絡があった。北の狼がうろついているから保護しろと…全くめんどくさい」

露骨に嫌な顔をしやがる

別に保護される理由などない!

俺は自由に各国を見て回っている一旅行者だ

何をしようがドレスヴァンの王子自ら出てくる必要はない

「わかっていないようだな…」

「んもう!ジョシュア様ったら!もっと言い方があるでしょう?!」

ジョシュア王子が言い終わる前に俺の前にやけに派手な女が進み出た

誰だ?こいつ…

「ドレスヴァンで他国の王子様がケガでもされたら困るでしょう?それこそネルヴァンの思うつぼでしょ!」

「…ふん」

派手な女の言葉にジョシュア王子は横を向いた

このドレスヴァンはつい最近隣国ネルヴァンと和平を結んだばかりだ

まだ火種は消えていないのか

「ネルヴァンがヤコフ様に危害を加え、それをドレスヴァンのせいにする事はいとも簡単な事でございます。それを防ぐようにとウィル様よりご支持を承りました」

噴火寸前のセルゲイを牽制しながら、ジョシュア王子の執事は丁寧に頭を下げた

…最初からそう言えばわかるのに

「と、いうことで、安全な場所に移動したいと思いますのでお車にお乗り下さい」

執事が示す方には真っ黒な高級リムジンが止まっていた

「…乗るのか?」

セルゲイが耳打ちをする

本当に安全なのだろうか

信用できるのか?

それを見透かしたようにジョシュア王子は無表情のまま俺に対する

「お前に危害を加えた所で何の利益もない。ドレスヴァンとサンクト=シアベルがこれから味方になるのか敵になるのかわからんうちにマイナスになる行為は不要だ。そう思わんか」

…その通りだ

わざわざ最初っから敵対する理由はない

「セルゲイ、乗るぞ」

「…わかった」

俺の相棒は俺と同じ思考だ

売られた喧嘩は買うがこっちから売るには時期尚早だろう

俺とセルゲイはシアベルではめったに見れない高級リムジンに乗り込んだ

「私ここがいいわっ」

派手な女はセルゲイとジョシュア王子の執事の間に入り込み、両脇の2人の腕を抱き込んだ

自然と俺とジョシュア王子は隣同士に座ることになった

あの女…意外と侮れないのか?

というか何者なんだ

それより以前に

本当に女か?





~つづく~
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Category - 番外編

5 Comments

chika  

やぁん♥ぶってぶってぇ~(^з^)-☆

…だよね(笑)

2014/11/24 (Mon) 21:16 | REPLY |   

まひろ  

セルゲイの冷たい仕打ちに萌えそうだな、ジェシカ先生!

2014/11/24 (Mon) 21:09 | REPLY |   

chika  

ジェシカ先生はイケメンなら全てストライクゾーンヽ(^0^)ノ

2014/11/21 (Fri) 07:13 | REPLY |   

chika  

それはないぞー

2014/11/21 (Fri) 07:11 | REPLY |   

まひろ  

あら、セルゲイが好み!?

2014/11/20 (Thu) 23:25 | REPLY |   

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