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危険な甘いショコラ~ショコラティエ×特捜~part23

1人ホテルの部屋に入ると室温以上に寒く感じた

「いやいや!大丈夫!」

私は声を出して手を高く上げた

仁さんだって大人なんだ

お店の為に我慢しなきゃいけない事くらいわかってる

別にベッドで相手しろと言われてるわけじゃないんだから!

…マダムはあわよくばって思ってるかもしれないけど

ないない!

仁さんなら上手くかわせる

女性問題に関してはショコラティエとしての腕くらい信じてるんだから!

大丈夫…平気

信じて待っていればいい

大人になれ華恋!

心を海みたいに大きくなだらかに…!

…海は荒れる時もあるか

えっと

湖みたいに…

「なにやってるんだ?」

何って心を…ん?

慌てて振り返ると仁さんが腕組みをして仁王立ちになっていた

「じ、仁さん?!どうして?!マダムは?!」

「はぁ?あの人は元々一吹に執心だったんだ。一吹を代わりに呼ぶと言ったらあっさりと解放してくれた」

一吹さん?

じゃあ代わりに一吹さんが…

「接待はオーナーの大切な仕事だ。あいつのショコラティエ以外の天職だ」

天職って…

「彼女を怒らせたら仕事に支障が出ると思ったなら俺に託すな!最初から一吹を呼べ!」

そんな開き直らなくても…

「だいたいだな!」

仁さんは仁王立ちからの般若の顔のままぐいっと詰め寄ってきた

思わず後ずさりする私の腕はガシッと掴まれた

「今日は何のためにここに来たんだ?!お前を1人ぼっちにするためじゃないぞ!」

仁さんは両手で私の腕を掴んで上から般若顔で迫ってくる

こ、怖い…

「いいか華恋!よく聞け!」

は、はい…!

「俺にとって一番大切なものは店の評判じゃない!お前自身だ!」

……

……

えっと…え?

「お前との間の誤解を解く事以上の重要な事柄が今存在するのか?」

……

仁さんの言葉を頭の中でリフレインする

私との事が一番大切…?

「それ以外にあるなら聞いてやる。なければ黙れ」

……

……

私は黙って仁さんの胸にコツンと頭を預けた

仁さんの真っ直ぐな言葉がじわじわと荒れた心の傷口に染み渡ってくる

そっと腰に手を回して抱きつくと、仁さんは黙って頭をぐしゃぐしゃっと撫でた

そしてそのまま頭を上に向かされて

噛みつくような激しいキスが降りかかってきた

「ん…っ!仁さ…!」

言葉も全部飲み込まれていく

体が宙に浮くぐらい抱きしめられて

私の力は全部抜けきった

そして軽々と抱き上げられて

私の体はベッドに沈んだ


~つづく~
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Category - 愛しのショコラティエ

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