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2人だけのHAPPY NEW YEAR~ウィル~1

Category - 番外編
年末はウィルと一緒にのんびり…の筈だったのだけど

急にお仕事関係の人が亡くなっちゃったらしい

国王様は風邪でダウンされてて…ウィルが代理でお葬式に出ることになった

だから私はお留守番…

もうすぐ日付が変わる

こんな独りぼっちの年末もあるんだな

今までは家族か、ウィルが一緒だったもん

けれどウジウジしててもしょうがない!

寝ちゃおう!

寝ちゃえば気が付いたら年越ししてて朝になってて、隣にウィルがいるはず!

私は灯りを消してベッドに入った

……

……

……

…寝れない

目がパッチリとしてしまう

寝ようとすると気になる事が余計に頭をよぎっていくの

お葬式って…いつまでかかってるの?

親戚の王族の方のお葬式でもないのに、国王様代理のウィルがこんなに夜遅くまで居なきゃダメ?

ちょっと慰問して終わりじゃないのかな…

思えば思う程頭が冴えちゃう

クロードさんはウィルに付いて行っている

他の執事さんに聞いてみようかと思ったけど…

クロードさんに知られたら王家のしきたりを理解していないって怒られそうで

結局聞けないままモヤモヤしてる

これがお昼だったらオリエンスのミラ様とか、アルタリアのルーティア様に電話しちゃうんだけど、さすがにカウントダウンが始まろうかっていう時間にお電話なんて無理無理!

きっとお2人共、仲良く年越しされているんだろうな…

ちょっと鼻の奥がツンっとした

ダメダメ!

今年最後がこんなネガティブじゃ悪い1年になっちゃう!

寝れないなら…

もう1回お風呂入ろう!

さっきも入ったけど、今度はいっぱい入浴剤入れて泡泡にしちゃおう!

贅沢って怒られるかな

でもいいや!

豪華に年越ししましょう!

私はバスルームの棚から、以前エドワード様にいただいた薔薇の入浴剤をお湯を張った大きなバスタブに入れた

みるみる間に綺麗なピンク色に染まっていく

中に入っていた薔薇の花びらが溶けだしてきて湯船に浮かぶ

すっごくいい香りがしてきた

次はバブルバス用のを入れて…

ん?

あれ?

あっ…これってお湯を張る前に入れるんだっけ

泡が立たない…

ううん!大丈夫!ジェットバスのスイッチを入れれば…

ブクブクブク…ほらね

ちゃんと泡風呂になっ…

キャア!溢れちゃう!

泡が、泡が床にまで!

スイッチ!スイッチどこ?!泡でわかんない!!

「…ノエル、何の遊び?」

不意に声が聞こえて飛び上がるように振り向くと

喪服姿のウィルと、その後ろで呆れるより凄く冷めた目のクロードさんがいた

「ウィル…!あの…」

「とりあえず、部屋が泡だらけになる前に止めていい?」

ウィルはクスッと笑うと視線をクロードさんに移した

それだけでクロードさんはてきぱきと靴下を脱ぎ、ズボンの裾を上げて躊躇なくバスルームに入っていった

腕を捲り上げて当たり前のようにジェットバスのスイッチを切った

シーンとしたバスルームにパチパチと泡の弾ける音が静かに流れた

「来年早々にジェットバスのスイッチをバスタブ本体ではなく壁に設置できるよう手配いたします」

「そうしてくれ…もういい。下がれ」

「畏まりました…では来年もお健やかにお過ごし頂けるよう精進させて頂きます」

クロードさんはあっと言う間に身なりを整えて頭を下げた

「あ、あのっ!」

私は思わずクロードさんを呼び止めていた

「ありがとうございました!それと…今年1年いっぱいご迷惑おかけしてごめんなさい!えっと…来年もよろしくお願いします!」

一気にまくし立てた私にクロードさんは目を見開いて硬直した

何かマズい事言っちゃった?

「…よいお年をお迎えくださいプリンセス」

そう言うとクロードさんは深々と頭を下げて部屋を出て行った

プリンセス…って言った?

私の事よね?

「執事にそんな挨拶いらないのに…」

ウィルの呆れたような声が聞こえたけど、クロードさんにプリンセスと言われた事で頭がいっぱいになっちゃった

「今年最後にノエルの頭の中を占めるのがクロードだなんて許さない…」

あっという間に乱暴に抱き寄せられて…

顎を指で上を向かされたと同時にウィルの唇が噛みつくように覆い被さってきた

「ん…っ!ンン…あ…」

息つく間もなく口の中でウィルの舌が暴れまわる

脱衣所の壁に押し付けられて激しく舌を絡め取られた

息が…苦しい…

ようやく唇が離れたけど、お互いの舌がまだ相手を探していた

「…せっかくのバブルバスだから…一緒に入ろう」

ウィルの手はもう私のルームウェアの中の素肌をなぞっていた

じっと見つめる青い瞳は熱く揺らいでいた

私はコクリと頷くとウィルにされるがまま、服を脱がされた




~つづく~



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