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すぐそばにある光~ケヴィン~17

Category - season2番外編
「じゃから、若が今、何を考えてお妃選びを急にやりだしたのかわからんじゃ」

フレディの言葉は俺が言いたい事と一緒だった

「すんなりお嬢ではいかんというのもわかるがの」

「貴族じゃない…からか」

俺が言うとアレックは小さく頷いた

「キース様御自身の事を思えば瑠璃様が一番最適かと思います。ですが、リバティの国籍の方でなく、貴族でもなく、極々普通の身分の方です」

まだそんなしきたりが残っているんだな…この時代には

俺が俺の彼女と婚約まですんなりいけたのはお祖父様が庶民のお祖母様と結婚して、それが大成功したからだ

お祖父様の国民からの支持も大いに上がったし、国民目線の政治ができるようになったのもお祖母様の影響が大きいと言われている

まだこの時代では前例がない状態なんだ

お祖父様はこれからその前例のない事を打ち破ろうとしている

している筈なんだ

だけどどうみたって逆じゃねぇか!

「ひょっとして…」

俺がリュークと入れ替わった事で歴史が変わろうとしている?

もし、キース王子が瑠璃様と別れて、貴族の娘と結婚したら、俺は生まれて来ない筈…

いや

間に現国王がいる

もし、父上が庶民の娘と結婚したら、別ルートで俺が生まれてくるとか…

わからねぇ!

「年寄りにはSFだのSMだのはわからん」

そこは間違えるな!

「じゃが、現実に若の孫であるお前様が存在するのなら、現時点の状況は間違っておらんのではないのか?」

フレディはヒックとシャックリをして俺を見つめた

「若が未来を変える間違った選択をせんようにどこぞの神がお前様を過去に呼んだのかもしれんな」

そういう考え方もあるのか

俺はう~んと考え込んだ

「ケヴィン様」

不意にアレックが俺に話し掛けた

「ケヴィン様は今はリュークの姿を借りておられますが…実際はどのようなご容姿でございますか?我々は見ることは叶いません故に教えてくださいませ」

俺を見つめるアレックの瞳はこの上なく優しかった

「…俺は、お祖父様、キース王子にそっくだと言われてるよ。特に目が似ていると…だからリュークはすぐに俺を見つけてくれた」

3才で行方不明になって25年近く…

なのにリュークは一目見て俺の名を呼んだ

アンドリュー様!と…

「それはこの目で見とうございましたな…」

「リュークはちゃんと役にたっておるか。よかったよかった」

爺さん2人は銘々の表情でうなずきあっている

俺は神の悪戯がなければ出逢い、そして話す事すら出来なかった2人とこうして語りあえる事が素直に嬉しい

そう思えたら、ちょっと気が休まった

俺の与えられた使命は…キース王子が瑠璃様と無事に結婚するように導く事なのだろうか

だったらすべてぶちまけて、キース王子に決められた未来を告げればいいんじゃないかと思ってしまう

それが簡単にいかないんだよなぁ~…


~つづく~


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Category - season2番外編

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