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夢恋城へ…ようこそ…

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すぐそばにある光~ケヴィン~18

Category - season2番外編
そんなある日、突然事態が動いた

キース王子の元にイザブール王国というちょっと離れた異国の王室からミリア王女との結婚の打診が来たのだ(詳しくは第1章後半あたり読んでね♪)

今までの国内の貴族とは意味が違う

対王国なのだ

キース王子が結婚に前向きになり、お妃選びをしていると聞きつけたのか

「最優良物件の売り込みって事でしゅよね」

リンは今日もメイドにあるまじき怒り顔でキース王子の後ろ姿を睨んでいる

自分が仕える主家の王子を睨み付けるは、一国の王女を物件扱いするは…

これが50年後は城内を統括するメイド長になるんだから…人生はわからないもんだ

「瑠璃様にはお伝えするなよ」

「わかってましゅよ!誰が瑠璃様を悲しませるような事をするもんでしゅか!」

だったらもっとポーカーフェイスの練習しとけっつーの

俺はリンの頭をポンと叩いてキース王子の後を追った

背後からセクハラだのパワハラだの怒鳴っている声がしたが取りあえずは無視した

「キース様!」

「今はごちゃごちゃ言うな!」

もろに苛立った声で怒鳴られる

マジムカつく…

怒鳴られたってめげるもんかっ!

「どうするおつもりですか!」

「お前の知った事じゃないだろ!」

「執事にはきちんと知る権利があります!知らなきゃ動きようがないでしょう!」

「お前は俺が指示した事だけやればいいんだ!勝手に動くな!」

「そんなに俺を信用してないんですか!」

「なんだと!?」

「王宮の廊下で王子と執事見習いが言い合うとは前代未聞ですね」

不意に凛とした声が聞こえてきた

執事でありながらキース王子の言葉を止めたのはゼンだ

こちらに向かって歩いてきていた

「ゼンか…何をしに来た」

キース王子もなぜかゼンには一目置く

俺は下がって道を譲った

「お前まで俺に説教をしに来たか」

「それはアレック様の仕事です。私はノーブル様からの念書を国王様にお届けにあがりました。リューク、取り次いで貰えるか?」

「あ、はい!」

俺はすぐに国王様の元に飛んでいった

なんだろう…

他国の王子並みの威厳は…

そう言えば前にオリバーが言ってたっけ

俺達の時代にいるゼン3世…の祖父、まぁ初代のゼンだな

実はノーブル様の隠し子でノーブル・ミッシェル城の正統な後継者でありながら、城主にはならず一生執事で通したと

それは6カ国の王子達に生涯仕えると誓った執事中の執事だって

そんな嘘か本当かわからない都市伝説的なものがあるらしい

『ウェルナーも見習ってくれないかなぁ…』

とぼやいてたな

その伝説の執事に俺はいつしか呑まれていた

「キース様も不器用なお方だ」

苦笑しながら呟くゼンを俺は首を傾げながら謁見の間に通した


~つづく~
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