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夢恋城へ…ようこそ…

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すぐそばにある光~ケヴィン~20

Category - season2番外編
ゼンを空港まで送って城に戻ると、異様な雰囲気だった

何やらざわついている

メイド達も、執事仲間や使用人達もあちこちで立ち止まって話をしている

こんな光景どっかで見たな

ああ、村に新しい住人が来るってなって…

そうそう、ジェフが都会で彼女を見つけて、結婚するらしいって噂が流れた後に、その彼女の悪い噂が伝わって来たんだ

その時、村の連中があれこれ詮索してた時がこんな感じだった

そんな事はどうでもいいけど…

一体何事だ?

俺は転がる…いや小走りに廊下を行くリンを見つけて呼び止めた

「なんかあったのか?」

「もう!リュークしゃんは気楽でいいでしゅね!」

いきなり怒られた…

このあたりは50年後も変わらない

「みんな適当な事言ってるだけでしゅ!私は真実を知ってますけど!男の人には言えましぇん!」

だからなんだっつーの!

リンじゃ埒があかない

そう思った俺は今度は近くにいた執事仲間を捕まえた

「逆にお前に聞きたいよ!」

俺はあっという間に囲まれた

なんなんだよ!

「単刀直入に聞くぞ!瑠璃様が御懐妊されたって本当か?!」

「はぁ??」

俺は目を白黒させてから事の重要性に気がついた

瑠璃様が御懐妊…当然キース様のお子様だよな

ん??ってことは俺の父親…

いやいや!生年月日が全然違う

じゃあ父上以外に…

そんな話、知らねえぞ!

「お妃様選びが佳境に入ってる時にマズいよなぁ…」

誰かが呟いた言葉に我に返る

そうだ!未来より今!

「貴族のお姫様だってキース様のお妃様になれるなら文句は言わないだろうけどさ」

「けど本妻の自分より先に庶民の瑠璃様にキース様のお子様が生まれてたら面白くないよなぁ」

「もし男の子がお生まれになったら…後継ぎ問題でもめるのは目に見えてるぞ!」

「本妻VS愛妾って事ですか?」

「ドラマみたい!」

「俺達だってどっちにつくかとで雇用が変わってこないか?」

「王妃につくか側室につくかの派閥争いに巻き込まれるぜ!」

「どっちがいいんだ?」

「わかんねぇよ!」

みんな好き勝手な事言いたがって!

勝手にキース様が貴族のお姫様と結婚して瑠璃様を側室にだなんてストーリーを決めつけるんじゃねぇよ!

俺はガヤガヤ言い続ける奴らを振り払ってキース様の元へ急いだ

本人に聞いてどうなるってもんじゃない

わかってるけど黙って成り行きを見守るなんて俺にはできねぇ!

執務室に向かう俺が廊下を曲がろうとしたその時…

まさにキース王子が俺の前を大股で歩いていった

「キー…!」

声を掛けようとして思いとどまった

キース王子は瑠璃様の部屋に向かって行っている

俺は黙って見送った




…ちょっとしてからつけたけどな


~つづく~
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Category - season2番外編

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