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夢恋城へ…ようこそ…

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すぐそばにある光~プロポーズの夜~

Category - season2番外編
パーティー会場の喧騒を抜けて俺は瑠璃と用意された部屋に入った

入った途端に俺らしくもなく大きな溜め息が出た

「もう…無茶するから」

ソファにどっかりと沈んだ俺を瑠璃は苦笑混じりに隣に腰を下ろした

車椅子から移る仕草が馴れてスムーズなのもどうなんだろう

一生車椅子でもいいと願ったのは俺なのに

矛盾してやがる

俺は王族の衣装の襟元を緩めた

「シャンパン飲み過ぎ?」

俺の頬に当てられる掌が冷たくて気持ちいい

「お水持って来ましょうか?」

また車椅子に戻ろうとする瑠璃の手を咄嗟に掴んでいた

行くな…そばにいろ

プロポーズしたばっかりなのに何を今更思ってんだ…俺は

「ずっといますよ。いろと言ったのはキース様じゃないですか…それがプロポーズでしょ?」

そうだよな…

一生そばにいろ

「ずっと、だぞ」

「はい。私で良ければ」

お前しかいない

いないからこの数日間、画策を巡らして来たんじゃねぇか

お前は俺だけを愛すればいい

けれど国民からも、側近からも愛されなきゃいけない

お前は俺が世界でただ1人選んだ女なんだから…

俺が命懸けで守ると誓った唯一無二の女

なのに…

『ヤキモチ妬くくらいならさっさと恋人だって公言したらいいじゃないですか!毎日毎日お妃選びのパーティーばっかり出掛けて!貴方のやってる事はただ瑠璃様を傷付けてるだけです!瑠璃様を生殺しにしてるだけです!』

リュークに痛い所を突かれた

俺は瑠璃を傷つけてしまった

守る術を間違えたか

俺は心配そうに顔を覗き込む瑠璃の頬に手を当てた

その手に気持ちいい冷たさの手が重なる

言葉はいらない…ただ見つめ合うだけでいい

そしてどちらからともなく唇が重なった

柔らかい…

甘い…

触れるだけのキスがこんなに心を満たしていくなんて…

唇を離して見つめ合い

鼻と鼻をくっつけて

微笑みあって

また口づける

俺は今夜、確実に俺のプリンセスとなった瑠璃を夜通し抱くだろう

なんの遠慮も、思惑もなく

ただ…全てを俺のものだと確認するように…

けれどその前に…

傷つけた詫びも含めて言わせてくれ

「…愛してる」

「私も…」

それが合図だったかのように

俺達は重なり合った


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キース様の体が熱い

心臓が早く打っているのが重ねた胸から伝わってくる

「なんか…初めてお前を抱いた時みたいだ…心臓がうるせえな…」

それを証明するように私を胸に抱き締めた

トック…トック…トック…

秒針より早く動いてる

私を抱くのに緊張するの?

「…悪いか」

子供みたいに拗ねる顔と、目の前の鍛えられた引き締まった胸板のギャップにどぎまぎしてしまう

「お前はもう俺に慣れちまったか?」

「そんなわけないでしょ!」

もう!わかってて聞くんだから…

いつまでたってもドキドキする

見つめられるだけで胸が熱くなる

軽く唇が触れるだけで体中が彼を求めてしまう

本当にこの人が私の旦那様になるの?

私はこんなに幸せ者でいいの?

「あ…ンン…」

思わず声が出ちゃう

キース様のキスは私を淫らにさせる

自分から口の中に侵入しておきながら、いつの間にか私が追いかけてる

ふと我に返るとまた強引に吸って…絡めて…噛んで…

体が震える…感じ過ぎて

まだキスだけなのに…

「一生飽きさせない…いつだって俺を欲しいと言わせてやる」

拗ねていた顔はどこに行ったのか

野生のライオンの瞳に魅入られて動けない

ああ…キスだけで…イきそう…

「こんなに濡らしやがって…」

「や…だ…」

恥ずかしいのに!意地悪!!

「この足が治らなければ…って思った…」

ゆっくりと足をキース様の手が這っていく

神経が回復してきているからわかる…その艶めかしい動き

「けれどもうそんな籠はもういらない…お前は自由だ…翼もやろう」

キース様はゆっくりと私の耳元に唇を寄せた

甘い声が体の震えを止めてくれない

「お前が自主的に俺のそばにいるように俺は成長する…」

成長だなんて…キース様らしくない

「お前がどの世界に翔んでも…俺の元に帰ってくるように信じる…」

わかってる…

私の帰る場所は貴方の隣でしかない

私はキース様の頬を両手で包んで自分から口づけた

これが私の返事…

ずっとそばにいます…いさせてください

神が死で分かつその時まで…

初めて1つになったあの夜のように心臓が爆発しそう…

そして今…

新たに1つになる

未来を約束した2人が…

キース様のシルエットが私の真上に覆い被さってくる

そして煽るように長い指が私の中をかき混ぜる

「あ…っ!ああ…ん…ヤアァ…」

恥じらいを忘れて悶える私を彼は愛おしそうに見つめてくれる

私を知り尽くした指…

ああ…だめぇ…!

瞬時に力が抜けた途端…キース様は足の間に顔を埋めた

小波から大波に快感が襲ってくる

キース様の舌が私の感じる所総てを攻めていく

もう…!この人は…!

おかしくなりそう!

体を仰け反らせて私は快楽の海に沈んでいく

離れ…られない

身も心も…五感全部が彼を欲しがっている

私は本能的に膨張しきった彼自身に手を伸ばしていた

ギュッと握ると熱くて硬い…そして心臓と同じ様に脈を打っていた

「…お前のものだ…好きにしろ」

これ以上ないくらいの甘い声…

「私の…」

「ああ…一生お前だけのものだ…」

「キース…様…」

「うん…」

ちょっと動かすと気持ちよさそうに目を細めた

「…して…」

「ん?」

「意地悪…」

「もう一回…」

「…して…入れて…」

「自分で持っていけ…どこだ?」

「…ここ…」

「すっげー濡れてるのわかるか?」

「……ばか」

「俺にバカって言えるのはお前だけだな…」

キース様はふっと笑って入り口に先端を付けた

「一生…言い合っていこうな」

私は黙って頷いた

そして目を閉じた

今は頂上に登りきったジェットコースター

今から来る怒涛の快感に私は全身を預けた

「…っ!ああああ…っ!!!」




ミッシェル城の夜に溶けていく

私は世界一幸せなプリンセス…

この日のキース様は今までで一番…激しかった



~つづく~

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