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すぐそばにある光~ケヴィン~31

Category - season2番外編
朝を迎える頃には俺の体はぼろ雑巾のようになっていた

マスコミの対応がめちゃくちゃ大変だ

いや、その前に国王様と王妃様への報告

取りあえず報告だけしてあとはアレックに任せた

すでにキース王子から連絡があったらしいが、このお祭り騒ぎに参加できなかった王妃の怒りが直球で俺に向かってくる

王妃様とキース様のお2人を面倒見るなんて、俺のキャパを遥かに越えてしまう

そこは素直にベテランに譲ろう

アレックの溜め息混じりの苦笑と子供のようにはしゃぐフレディの声が電話口から聞こえた

それから…

そうそう!

婚約発表のセッティング

マスコミに配る瑠璃様のプロフィール作成!

使用許可の写真選定

えっと、後は…?!

ああもう!目が回るっ!

けれど気持ちは晴れやかだった

瑠璃様がお妃に選ばれた事とか、キース王子の行動にちゃんと納得のいく理由があった事とか

それさえクリアになったならもう何も言うことはない

ぼろ雑巾のような体は後からゆっくり労ってやればいい

元の時代に戻ったらリュークは強制的に健康診断を受けさせて休暇をたっぷりやろう

俺は夜通し走り回ってふらふらになりながら

ほぼ記憶をなくしながらリバティに戻った

「お疲れ様でございましたな。ケヴィン様」

ようやく一息ついてアレックに引き継いで…

崩れるようにフレディの診療室に雪崩れ込み、応急措置で点滴を打ってもらった

そういえば…

「…初めて俺の名前を呼んだな」

「そうでございましたかの~」

妖怪爺はふぉっふぉっふぉと笑いながらカルテらしき物を書き込んでいる

「本来なら生涯相まみえる事のないお方じゃで…1回位はよろしかろうて」

「…そうだな…爺」

キース王子が呼ぶように俺も1度だけ呼んでみる

爺か…

なんだか暖かくなる

年寄りっていいな…

現実と離れた事を思いながら俺は睡魔に身を委ねた



~つづく~


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