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すぐそばにある光~ケヴィン~37

Category - season2番外編
リュークは高価な壺を扱うみたいに丁寧に封印を解いていった

中から出てきたのは、俺にとっては数日前に見たばっかりのものだが、やっぱりラベルとか色褪せている

そのセピア色に変わったラベルにリュークは釘付けになった



《For.Ryuk To.Kvin》

~リュークへ ケヴィンより~



「ケ、ケヴィン様…これはっ!」

絶句するリュークに俺はニヤリと笑いかけた

「すげぇ手品だろ?」

封の開いていないワインボトルに紙幣を入れる手品があるんだ

封印された箱のワインボトルに落書きするくらいどうってこと無いだろうってリュークにうそぶいた

本当は…

リュークに言おうと思った

俺、50年前にタイムスリップしてリュークとして過ごして来たんだぜって

でもさ…

もしリュークがそれを知ったらショックだろうなって思ったんだ

自分はあの大切な時間に存在していなかったんだってわかったら、なんか寂しくないか?

忙し過ぎて記憶が飛んでるってリュークが思っているそのままでいいんじゃねぇか

いいよな、アレックそれで…

『ケヴィン様の思うままに…』

そんなアレックの微笑んだ顔が画面の向こうに見えた

さっき見たばかりの記者会見ももう終わろうとしていた

「これだとお婆様が映ってないよな」

キース王子1人の会見もいいけど、俺はお婆様、いや、瑠璃様の幸せそうな笑顔が見たい

「はい。お二人の会見もございますよ」

リュークは嬉しそうにDVDの山を探す

「あれは…そうですね。確かエドワード様が駆け落ちされていた時ですから…」

へ?

一瞬ソファから落ちそうになった

ああ…そういえば聞いたことある

マックスさんのお父上の王位を捨てての愛の逃避行…

どれだけマックスさんの血筋なんだって思ったよな

「あの時のキース様のお言葉には感動致しました」

リュークはなぜだか目を潤ませて遠くを見つめていた

リュークは見つけ出したDVDをセットした

そこに映し出しされた瑠璃様は…

俺の想像以上に美しかった


~つづく~
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