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6つの国の禁断ストーリー~ジョシュア~

Category - 番外編
『沈黙を守り通す事も優しさの1つだ』

俺はオリエンスの姫にそう言った

ミラに魅力がなかった訳ではない

仮にもグレンが惚れた女だ

ただ、俺には真鈴以外は女ではなく

真鈴以外の女を抱くことは猫を抱くのと同じだ

忍耐と嫌悪感しかない

ノーブル様に事が成立したかどうかなど確かめようがないではないか

よもや隠し撮りしてゼンに確かめさせるわけでもあるまい

だが念のため探知機は持ち込んだ

そして念には念を入れてミラには演技をさせた

健気なものだ

好きでもない男に抱かれる位なら迫真の演技ができるはずだ

そしてやりきった

大した姫だ…

遠くない未来にはグレンの手綱をしっかりと握るだろう

俺はベッドに腰掛け、目を閉じて体を折る真鈴の手をそっと握った

「ショッキングな事があると女の子の体って直ぐにバランスが崩れちゃうのよねぇ~」

ジェシカがサイドテーブルの上に幾つもの薬を並べた

「ピルなんて飲まないにこしたことはないのよ」

そうはいっても…

他国の王子と交わるにあたり、避妊は絶対だった

万が一にでも他国の王子の子を宿すような事があっては国家存亡の危機となる

だったらこんなことさせなくてもいいだろう…っ!

決して持ってはならない殺意がノーブル様に向かなかったと言えば嘘になる

俺の大切な真鈴を…!

いつもは真鈴に月のモノが来るとそれは懐妊しなかった証であり、がっかりしたりもするのだが

今回ばかりは安堵しかない

安堵の後にはノーブル様に持ってしまった殺意以上のものが他国王子に向く

ウィル以外だがな…

残り4人のうち誰だと詮索し、1人に絞られた場合

俺は一生憎み続けてしまうだろう

それは6ヶ国が手を取り合って平和に国を発展させる責務のある次期国王としての資質に問題が出る

これは試練か

それを乗り越えろと言うノーブル様の意図か

真鈴の腰を撫でると少しだけ微笑みを浮かべた

「ジョシュア…眉間に皺がよってますよ」

「そうか?」

俺は自分の眉間を触ってみる

確かに顔が強張っているか

感情を抑えるのは難しいものだな

ジェシカが薬と水を用意したので真鈴の体を支えて起こす

肩に全身の重みがかかる

愛おしい重みだ…

ジェシカから受け取った錠剤を口に入れてやる

「水は飲めるか?」

グラスを持たすが随分と重そうに持つ

俺は迷わずグラスを手元に戻し、水を口に含んでゆっくりと真鈴に流しいれた

「もしも~し、私いますけどぉ?」

ジェシカの声は無視する

とっくの昔に水はなくなったが、離れがたくてそのまま唇を重ね続けた

「…ったく!ちょっと鎮痛剤を強めにしておきましたからね!痛みが治まったらいつものに戻してくださいね!」

ジェシカは早口でまくし立てると足早に去っていった

その後をジャンが一礼して出て行く

存在感を消す術をジェシカに伝授するように伝えよう

「…もう…」

唇の隙間から真鈴の呆れたような声がして、ようやく顔を離した

「薬は飲めたか?」

「随分と前に」

「そうか?」

とぼける俺にまたクスッという笑みが漏れる

「…確認して頂けますか?」

俺にもたれたまま少し上目使いに甘える仕草…

俺はそっと唇を重ねながらベッドに横たえた

ゆっくりと舌で口内を点検する

薬の残骸があるかもしれないからと頭の中で言い訳しながら時間をかけて何度も口づけた

どいつかは知らないが…真鈴がこんなに甘える表情を見せるのは俺だけだ

お前は知らなくていい

俺だけの…

もっとと求めるように真鈴の腕が首に絡みついて俺の髪を指で梳く

シーツをめくると真鈴は体をずらした

躊躇うことなく隣に滑り込む

今まで真鈴のいた温もりが俺を包み込んだ

暖かい柔らかな温もり…

失った時間を取り戻すように俺達はどんどん深く絡まって行く

ダメだ…

俺は唇を離して真鈴の首筋に顔を埋めた

「お前は俺を生殺しにする気か…」

抱けないのに煽るのか

「全部…ジョシュアで塗りつぶして欲しい…」

忘れたいのだろう…他の男に抱かれた現実を

だからこそ言えない

俺達は演技でノーブル様を裏切ったと…

どちらかが一方的ではなく、双方が同じ舞台に立っているからこそ湧き上がる嫉妬や、やりきれなさ、憎悪に必死に耐えていける

これが片方が未遂であったとわかったら、その配偶者はどこに怒りをぶつければいい?

責めるべきは己だけになってしまう

真鈴にそれはさせられない

俺も他国のプリンセスを抱いた愚かな王子でなければならん

一生隠し通す…

改めてそう誓い、真鈴を強く抱き締めた

「一週間、お前を抱く事を楽しみに公務に励むとしよう…ああそうだ、休暇を取って旅行に行こう…誰にも邪魔されず、時間も忘れて…お前を抱きたい」

「はい…」

見つめ合って、抱き合って、また口づけて…

真鈴を抱き締めて眠った

旅行はイタリアは避けよう

真実の口に手を入れる勇気は俺にはない

どこか現実を忘れさせてくれるような幻想的な場所は…



宇宙旅行もいいか…

ジャンに手配させよう



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Category - 番外編

2 Comments

chika  

あと2行位だったの!
メール受信したから保存して、メール読んで戻ったら題名以外全部消えてたの!どういうこと?!

ふて寝したわ(T^T)

ジョシュアほど浮気に程遠い人はいません!ドレスヴァン城のメイドが全裸でも何も変わらないと思う…ジャンさんははしゃぐだろうけど(笑)

2015/06/21 (Sun) 00:04 | REPLY |   

ララぽん☆  

3日かけたジョシュを再度書き直し
お疲れさまでした… (^_^;)

さすがジョシュ、ブレませんね~
真鈴以外の女性=ネコ?! Σ( ̄□ ̄;)
極端すぎるでしょ!

でもここまで愛されてるって幸せだな~

2015/06/20 (Sat) 23:30 | REPLY |   

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