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2課の彼の恋~八千草瑛希~1

《あの人》の姿を見た翌日、私は瑛希君と張り込み捜査だった

犯人と思われる男の顔と車のナンバー、居住地の確認の為帰って来るのを車の中で待つのだ

「取りあえず腹ごしらえは必要でしょ」

瑛希君は大きな紙袋を抱えて車に戻ってきて私に渡した

「やった!」

私は満面の笑顔で受け取る

某有名ハンバーガー店のセットだった

「香月ちゃん足りなかったら僕のあげるからね」

「優しい…」

瑛希君は本当に優しい

食べ物につられたからって訳じゃないけど

きっとあの時に見た彼女にも優しいんだろうな

運転席でとってもアメリカンチックにハンバーガーとコーラを持つ瑛希君に見入ってしまう

やっぱり…聞きたい!

「ねぇ瑛希君」

「ん?なぁに?」

「昨日の花火大会で一緒にいたの彼女?」

「ゴホッ!!」

瑛希君は思いっ切りコーラでむせた

ゴホッゴホッとハンドルに突っ伏してむせかえる

「ごめん!大丈夫?」

背中をさすると真っ赤に充血した目に涙を溜めて瑛希君はなんとか頷いた

「…香月ちゃん、花火大会にいたの?」

「うん。いた」

「で、見た?」

「見た!んふ♪」

「…そっかぁ~」

瑛希君は観念したようにハンドルにもたれたまま苦笑した

「ちっちゃいから人混みに紛れちゃうって思ったんだけどなぁ」

そういえば小さかったな

150ちょっと位?

ちっちゃくって可愛くって、凄く瑛希君が守ってるって感じだった

「まだ付き合いたて?」

「うん。まだつい最近…あの時初めて手を繋いだんだ。迷子になりそうだったから…」

やん♪初々しい!

京橋さんがよく言うテクニシャンなんてあだ名とはほど遠い

「香月ちゃん、目が爛々としてるよ…女の子ってこういう話、好きだよね」

「恋話はソースカツ丼特盛りの次に大好物!」

「…結構上位だね」

瑛希君は笑いながらハンバーガーをかじった

「2課の人に内緒だよ」

「うん。死ぬほどからかわれるもんね」

明日は我が身だし…

「それもあるけど…」

それ以外に何かある?

「彼女、事件の被害者だった子なんだ。もう解決した事件だけど、やっぱり事件関係者と付き合うのはちょっと…ね」

確かにそうだけど

「加害者じゃないし、加害者の関係者でもないんでしょ?じゃあいいじゃん」

お付き合いをする時点で相手の事を上司に報告しなくてはいけない暗黙のルールが日本にはある

結婚ともなれば6親等まで遡って犯罪者がいないか調べられる

それが面倒だから警察官同士の結婚が多いのだ

「香月ちゃんと話してると気が楽になるね」

「こんな私でよければいくらでも聞くよ!…からかわずに」

「あはは!助かるよ」

そう言って瑛希君は話してくれた

小さな可愛い彼女の事を…


~つづく~
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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

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