FC2ブログ

Welcome to my blog

夢恋城へ…ようこそ…

Article page

2課の彼の恋~浅野脩介~3

散々遊んで小太郎がバテてきたので帰ることにした

俺達は翔太と小太郎とお店の女の人、○○を車に乗せて送ることにした

「マジ!?お兄ちゃん達、お巡りさんなのかよ」

翔太は俺と天王寺さんとの間にある赤ランプを興味深そうに触った

「鳴らして!鳴らして!」

「アホ!鳴らしたら後部座席にいる翔太は犯人やぞ」

「ゲッ!」

翔太は天王寺さんに一喝されて首をすくめた

サイレン鳴らした車に子供と女の人とでっかいモフモフ犬って…

とりあえず翔太の住むマンションに着いた

「今度はお母さんと一緒に来るのよ!」

○○に言われて翔太は大きくVサインをして手慣れたようにオートロックを解除してマンションの中に入っていった

「翔太は鍵っ子?」

俺が聞くと○○はコクンと頷いた

「お父さんもお母さんもお仕事が忙しいみたい」

「ふ~ん…」

だから休みの日に小太郎をレンタルして遊んでいるんだろう

「今は外で遊ばせるお母さんが少ないみたい。かといってお家に呼ぶと、今度は翔太君のお家に呼ばないといけなくなるでしょう?それができるほど翔太君のお母さん、余裕がないみたいで」

結局翔太は一人で遊ぶしかないわけだ

「俺らのガキの頃は散々泥だらけになって遊んで、夕方になるとオカンが呼びにきおったわ~『豊!帰って来ぇへんかったらご飯抜きやで!』って」

天王寺さんが言うとすぐに風景がよぎる

夕陽が沈む寸前の大阪の

遠くに通天閣が見えて

泥だらけでバットとボール持って走り回っている、きっと今と変わらない顔のちっちゃい天王寺さん

俺は施設で育ったから、帰ればみんないた

逆に一人になれやしない

今の子供は窮屈だ

「小太郎が一番の友達みたい。ね?」

彼女が小太郎の頭を撫でると気持ちよさそうに鼻を鳴らした

彼女と小太郎をお店まで届けると帰り道に天王寺さんが言った

「可愛い店員さんやん。脩介、いつもより喋ったな」

にかっと笑われた

「……」

ボッと顔が熱くなった気がして思わず横を向いた

「俺、結構脩介の好みわかるんやでぇ~」

「えっ…」

思わず天王寺さんを振り返る

「瀬名を10倍女らしくして、食欲を20分の1くらいにして、オトコマエ度を5割減くらいにしたタイプや」

「ほとんど瀬名の面影がない…」

「けど顔は瀬名みたいな和み動物系がええんやろ」

カピバラが和み動物系なんだろうか…

でも確かにシャム猫みたいな女王様系の女の人は苦手…

強くて上に立つような女の人はちょっと怖い

小動物系のほんわかが好き…かも

近頃、なぜか瑛希がやたらレッサーパンダ推しで…

可愛いけど

今の彼女は例えるなら…

「マルプーの赤ちゃん」

「マルプーってなんやねん」

「マルチーズとプードルのミックス犬…」

「わかるか!」

可愛いんだけど…

もちろん顔だけじゃない

俺は彼女に逢ったその時から、すごく暖かい空気を感じた

陽だまりで昼寝してる感じ

小太郎や翔太に対する分け隔てのない態度

子供だからとか
犬だからとか
刑事だからとか

関係ない

まだ彼女の事は何も知らない

でもこれから知りたいって思った

それが自分の中で凄く不思議だった



~つづく~

拍手とブログランキングの両方をポチッと押して頂けると嬉しいです󾬏


Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

0 Comments

Post a comment