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2課の彼の恋~浅野脩介~5

それから何度か彼女に逢うようになった

半分は小太郎と一緒

半分は2人だけで

1回天王寺さんに見つかって…天王寺さんの彼女のお店でご飯食べた

あれってダブルデート?

関西弁の夫婦漫才みたいな会話に彼女は涙を流しながら笑ってた

いっぱい喋る人が苦手って言ってたけど、天王寺さんとその彼女は大丈夫だって

また1つ前進できた

そんな中の1つが花火大会だった

初めて浴衣を着たって言う彼女が凄く可愛かった

その時に天王寺さんに会わなくてよかった

だって…見せたくないし…

瀬名に見つかったのは瀬名が一応女性だから別にいいけど…

ボスへの報告は結婚を意識してからでいいって言われた

結婚…って

まだよくわからない

家族になること

一生一緒にいること

天王寺さんの所みたいにちゃんと結婚っていうものに向かい合ってるっていう感じじゃないけど…考えないわけじゃない

結婚して

ずっと仲良くいれるか不安…

ケンカしたらどうしたらいい?

別れたくなったらどうしたらいい?

その時、子供がいたら…

俺を施設に置き去りにした自分の親を思う

おんなじ事絶対にしたくない

だから怖い…結論をだすのが

そんな事を考えながらいたら…

ある日彼女から電話がかかってきた

珍しい

昼間の仕事の最中なんて

何かあった?

「もしもし…どうしたの?」

電話に出た俺を2課のみんながニヤニヤしながら見ている

『…コタが、小太郎が…』

彼女の声が震えて涙声だった

小太郎がどうしたの?

でも彼女は泣くだけで言葉にならなかった

「脩介!パトロール行くで!」

天王寺さんがすぐに腕を引っ張ってくれた

俺がお店に着くと、彼女がショボンとカウンターにいて

小太郎の写真のパネルを外して撫でていた

「小太郎どうしたの?!病気?!」

俺が駆け込むと彼女はビックリしたように俺を見て

首を振った

「さっき翔太君とお母さんがみえて…」

翔太?

なぜ翔太?

首を傾げる

「翔太君、郊外の一軒家にお引越しするんだって…だから犬が飼えるから小太郎を引き取りたいって」

ふう…って力が抜けた

「そっか…病気かと思った。違っててよかった」

「うん…」

でも納得してないよね

小太郎はお店の社員だけど、彼女の犬でもある

オールドイングリッシュシープドッグは子犬の頃ぬいぐるみみたいだ

モフモフのでっかいモルモットみたい

だから凄く可愛くって飼う人がいる

けれど実際はあっという間に大きくなる

食べる量も出る量も半端じゃない

半年で20キロ

小学生サイズ

1年で40キロ

中学生サイズ

抱っこできない

病院に行こうとしても抱っこできない

毛も、もじゃもじゃだ

ブラッシングが超大変で、シャンプーしてドライヤーが終わるまでに5時間かかるって彼女が言ってた

だから…飼ったのに手放す人が多いんだって

小太郎もそう…

手に負えないからって保健所に連れて行かれそうになったのを彼女が引き取ったのだ

自分だって犬が飼えないアパートで、そんなに高いお給料じゃないのに…

お店のオーナーに頼み込んで小太郎を社員にしてもらった

だから…社員で、一緒に家に帰れないけど小太郎は彼女の家族だった

その小太郎を翔太が引き取りたいって言った

「翔太なら心配ない…小太郎の事わかってる。お散歩もできる」

「うん…」

「毎日レンタルされなくてもお散歩行ける…毎日夜、翔太と一緒」

「うん…」

彼女の目から涙がぽろぽろって落ちた

毎日小太郎をお店に置いて帰る事を気にしてた彼女

だから小太郎が一人きりにならないのは彼女の望み

だけど…

「寂しいね」

「うん…」

俺ももう小太郎と散歩できないのは寂しい…

「小太郎に毎日一緒の家族ができたんだ。喜んであげよう」

「うん…」

とうとう泣き出した彼女をそっと抱きしめた




あれから2ヶ月

実は…

「ただいま」

「お帰りなさい!」

自宅の扉を開けると彼女が満面の笑顔で迎えてくれた

小太郎がいなくなってちょっとたった頃

東京を凄く大きな台風が襲った

彼女のアパートは古かったから屋根がめくれて、雨漏りがひどくって、家具もグチャグチャになった

とても住めるような状態じゃなかった

「だったら…うちに来る?」

自然にそんな言葉が出ていた

だから…

今、同棲中

まだみんなに内緒…

「すぐにご飯できるからね!」

彼女はとっても幸せそうに笑った

俺と住むようになって彼女は髪を切った

耳たぶの下くらいでふわふわクリンってしてる

プードルの耳みたい

「○○、忘れてる」

「…忘れてないよ」

ちょっとはにかんで彼女は俺を見上げた

「じゃあ、やり直し」

「うん…」

「ただいま」

「お帰りなさい…」

チュッと唇が触れて可愛いリップ音がした

初めてのキスじゃないのに

まだ彼女は照れる

俺はチュッと髪の下の見えてる首筋に唇を当てた

「…っ!」

「今夜の予約」

「…もう…」

首まで真っ赤にして彼女は俯いた

なんか、いっぱい苛めたくなる

ぎゅうっと抱きしめたら、ぎゅうっと抱きしめ返してくれた

彼女が作ってくれたハンバーグの横にはタコさんウィンナー

小さな幸せを感じる

天王寺さんとこみたいな本格的な料理や凝った料理じゃないけど温かさは一緒

愛情がいっぱい詰まってる

ご飯食べてから翔太のお母さんがビデオレターを送ってくれたのを一緒に見た

小太郎は翔太と一軒家の庭やリビングを走り回っていた

ちゃんとお座りもお手も翔太の言うことを聞いている

翔太が小太郎のボスなんだね

遊び疲れた翔太と小太郎は…

仰向けで大胆に寝る小太郎と

Tの字になって小太郎のお腹を枕にして、やっぱり大の字で爆睡してる翔太

「2人とも凄く幸せそう」

画面を食い入るように見て彼女は女神様みたいな優しい笑顔を浮かべた

「俺も幸せ…かも」

彼女の膝を枕にごろんとする

しょうがないなって顔をして彼女は俺の髪を撫でてくれた

いつか何年か先には

あれは俺達の家族の姿だといいな

ペットOKのマンションで大きなモフモフ犬を飼って

翔太みたいな俺のミニチュア版の子供

一緒に遊ぶ俺と、そばで笑いながらビデオを回してる○○

いつしかそんな結構具体的な事を考えてる

「…明日ボスに言う」

「ん?何を?」

「内緒…」

「ズルイ…」

拗ねる彼女が可愛くて

俺は起き上がっていっぱいキスをした

キスだけで終わらない夜が始まった


🍀END🍀

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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

2 Comments

chika  

さり気なく言うのが脩介よね(*´▽`*)

郊外の一軒家だと現場に駆けつけれないから警視庁そばのマンション探すと家賃いくらするんだろう…

脩介や他のメンバーの年齢だとほとんど社宅なんだけどね

みんないい部屋住んでるよね~

脩介の家はわんこだけに一部屋要りそうだわ

2015/08/30 (Sun) 21:10 | REPLY |   

ララぽん☆  

やっぱり修介いいですね…

照れずにサラッと、うちにくる?って言われたら行きますよ~♪

モフモフも一緒だとなお嬉しい!

あ~修介みたいな人そばにいないかな…
(*^.^*)

2015/08/30 (Sun) 20:36 | REPLY |   

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