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2課の彼の恋~野村忠信~8

特命課が乗り出せば事件の解決はあっという間だった

自動車整備工に化けた木村は、職員が自損事故だと言い張る車から素早く血痕や毛髪などを採取

その上で天王寺が松下に

「本当は事故なんでしょう?同じ車種を用意してナンバー付け替えて一旦警察の追っ手を逃れましょう。その間に修理しますよ」

と裏取引を持ちかけるように言わせ、職員の前で丸山が手際良くプレートを外し、作業内容を事細かに専門用語を混ぜて説明した

丸山を本物の整備工と信じ込んだ職員は事故車両を外部に出すことを承諾

そして庁舎の外に出した途端に花井達が乗り込んだ

慌てる上の人間は藤宮達が国際課の名の下に押さえ込んだ

実際に運転していたのは職員の妻で

昼間に同じ外務省に務める夫の妻達だけで豪華なセレブランチをした帰りだったらしい

「その時に利きワイン会が始まっちゃって、旦那さんの上司の奥さんに勧められて断れなかったって」

八千草がため息交じりに香月ちゃんに説明する

そんなのはいいわけに過ぎない

車で来た以上何があっても飲んではダメだ

その結果が幼い子供2人の命を奪ったのだから…

そこからは○○ちゃんに任せた

どんないいわけも許さない妥協のない取り調べが始まった

「かなりのS体質とお見受け致します」

京橋がなぜか嬉しそうに今までの調書に目を通す

「そういえば、宮はなんで彼女を国際捜査課に欲しがったんだ?あそこは相当語学が堪能じゃないとダメだろ?」

珍しく桐沢が俺にコーヒーを入れて渡してくれた

「なんか、偶然に事故現場で外人と押し問答をしてた○○を見たらしいんだ」

宮に聞いた話だけどね

「最初は『日本語ワカリマセ~ン』とか言ってとぼけてた男の足をわざと踏んで、痛い!って言った国の言葉でまくし立てたらしい」

それを見た宮が気に入ったんだ

国際捜査課はエリート集団で、各国の言葉が堪能な奴らの塊だ

けれどそれは綺麗な文章でのこと

生きた外国の言葉じゃなくっちゃね

「いろんな国の言葉で怒鳴れるのか…面白い奴だな」

桐沢もカラカラっと笑った

「で、そういう所も気に入ったのか?」

「え?」

見ると桐沢は俺を見てニヤリと笑った

「そこそこ気に入ってるんじゃねぇかなって思ったんだが」

「なっ…何言ってんの」

恋愛音痴の桐沢が何を…

「宮だって気に入ってることだし…」

「そこは関係ないだろ」

なんでお前にそんな…

いつもと立場が逆転した気がして

早々にコーヒーを一気に飲み干して2課を出た

背後から桐沢の笑い声が聞こえる

そんなの…わかってるよ

少しならずとも○○を目で追ってる自分がいることに気づいてる

気にしてる

宮が気に入ったって聞くとイラッとする

桐沢が褒めると胸が痛い

丸山が懐いてるのは…どうも思わないけど

女だてらに必死に頑張ってる姿を見るとその後ろに立っていてやりたいと思う

容赦なく吹く縦社会の波や、妬み

そんな汚い物から俺が楯になって彼女には自由に動いて欲しい

それは上官としての気持ちだと思っていたけど

…この胸の痛みはどうやら違うって俺に忠告しているのかも

厄介なもので…

一期一会に行く気持ちさえ消えていた


~つづく~




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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

1 Comments

chika  

ちなみに丸山君のモデルは名前のまま

関ジャニ∞の丸ちゃんです(^∇^)

あの顔を思い浮かべながら読んでみてね♪

2015/09/09 (Wed) 18:42 | REPLY |   

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