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2課の彼の恋~京橋克之~4

私は意を決してボスに全てを話しました

花火大会での隠密捜査

その捜査にモデルだと連れてこられた高校生が実は子飼いのハッカーであったことに初めて気付いた事

その高校生ハッカーが今回の事件の前からモデルへのストーカー被害が出ている事を示唆していた事

そして私は…その情報を止めてしまっていた事

「私が彼女の情報をしっかりと受け止めていれば、今回の被害者は殺される事はなかったのではないかと思います」

「……」

私の報告にボスは腕を組んで目を閉じたまま聞いていました

「いや…京橋の判断は間違っちゃいねぇよ」

ボスは私の目を真っ直ぐに見据えて言いました

「被害者が警察に被害届けを出さない限り俺達は動けねぇ。逆に動いたら、その情報はどこから出たって話になる」

「ハッカーがばれる…」

浅野さんの言葉にボスが頷きました

「お前は間違っちゃいない…我が身可愛さにだんまりを決め込む事なく俺達に全てを話してくれた。これで捜査が進むってもんだろ。ありがとうな、京橋」

…ボス、あなたって人は…

私は黙って頭を下げました

「俺らはそのストーカーを探せばええんやな」

天王寺さんがニヤッと笑って私の肩を叩きました

「靴から買った人物を探せるか?」

「とりあえずその靴を証拠品として押さえましょう!」

花井さんと瑛希さんがすぐに手はずを整えはじめます

「その高校生探せる?」

「長官でしょ!長官!」

浅野さんの横で瀬名さんが今にも走り出しそうになっています

「よし!お前らはその線で進めろ!京橋はモデル事務所にハッカーした形跡から探れ」

ボスの一声ですぐに全員が走り出しました

ええ

これが2課です

私が愛してやまない仲間達です

それから2課総出でストーカー探しが始まりました

私のやるべき事は彼女、lovely rabbitへの接触です

『貴女のおっしゃっていたストーカーとは、先日のモデル殺人事件と関係あるのでしょうか』

メールへの反応はすぐにありました

『だから言ったじゃないの!あなたは彼女を見殺しにしたんです』

いつものふざけた口調ではありません

『先日申し上げたように、彼女から警察に被害届けが出ない限り警察は動けません。先に動けばストーカーを察知した貴女のハッカー行為を捜査しなくてはなりません。聡明な貴女ならおわかりですよね?』

『警察が私にたどり着けますか?』

『少なくとも、貴女がモデル事務所に所属していない人物だとわかっています。モデル事務所にハッキングして、プロフィールを勝手に作成し、所属モデルのふりをして私に近づきましたね』

それぐらい私の優秀な仲間が動けばすぐにわかる事です

lovely rabbitからの返事は止まりました

『今は正体を探り合うよりも犯人を逮捕することが最優先です。ご協力をお願い致します』

私のメールへの返事は無くなりました

彼女は事件に関与していないと思っています

どこからかハッキングで今回のストーカーの情報をキャッチして

なぜか私を刑事と知り、事前に予告してきたと思われます

ネットの世界ではいろんな情報が錯綜し、全てが嘘でも全てが真実でもありません

彼女が何をもってストーカーの情報を真実と思い私に伝えてきたのか

それはわかりません

『彼女が亡くなったのは私がもっと犯人に迫れなかったからです。この責任はちゃんと取らなきゃダメです(▼皿▼)』

暫くして返ってきたメールは彼女の決意表明

彼女は…自分で犯人を追い詰めるつもりでしょうか

「モデル事務所を張れ!この女性がいたら保護しろ!」

ボスは花火大会での写真を全員に持たせて配置を命じました

私もすぐに飛び出しました

彼女は…犯人を知っている

なぜなら……

ハッカーだからです

浅野さんの運転の横でパソコンを打ち続けます

彼女とのメールのやり取りから逆に遡っていきます

当然、いくつもの海外のサーバーを経由し身元をわからなくしています

それをハッキングしながら元に近づいていくのです

「気が遠くなる…」

浅野さんの嘆きは私の心の声です

しかしそれを苦痛と思ってはハッカーの名がすたります

カタカタカタカタ…

カタカタカタカタ…

ピッ…

「…っ!」

「…ビンゴ?」

私の代わりに浅野さんが声を上げてくれましたが…

コメントできません…

lovely rabbitの発信元を突き止めました

そこは…




警視庁の中でした

~つづく~

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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

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