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2課の彼の恋~京橋克之~5

自分の導き出した答えに愕然としました

まさか身内とは…

ならば高校生というのも嘘でしょう

私としたことが…

女性の年齢を外見で見破れなかったとは

不覚です

「落ち込むポイントが違う…」

浅野さんは冷静にツッコミながらサイレンをならした覆面パトカーを自在に操っていきます

「でも警視庁の人間だから京橋克之という人を知ってた」

「…でしょうね」

「有名人…」

「お褒めと受け止めます」

私がため息交じりに呟くと

「…どんまい」

いつもの答えが返ってきて

心が和みました

「犯人は?」

「おそらくこの人物と言うのはわかりました。lovely rabbitが特定の人物の名前を検索しています」

「有名人じゃないのに名前を検索すると出るの?」

「ええ。ブログに名前を書き込まれたりしてもヒットします。例えば…」

試しに『花井一沙』と入れて検索すると

ほら、ありました!

『昨日、同級生がパクられた時の担当デカに遭遇~♪まじイケメン!花井一沙巡査長だって~私も捕まってみたいなぁ』

だそうです

「…天王寺さんに内緒」

「賢明な処置です」

浅野さんは小さく頷くと赤信号を突っ切っりました

「モデル事務所に直行してるけどいいの?」

「ええ…lovely rabbitはこの男にアクセスして呼び出しています。それが事務所近くの公園です」

「じゃあ、事務所行くふりして歩いてこっそり行く?」

「さすが浅野さんです」

「褒められた…」

そこは照れるところでしょうか

これが浅野さんの母性本能をくすぐるという武器ですね

見習いたいと思います…無理でしょうが

サイレンを止めて事務所に止めて

ボスには浅野さんと公園に行くことを伝えました

そして2課全員で一般人のふりをして公園に向かいます

「なにが悲しくて真っ昼間から一沙と公園デートせなあかんねん」

「それは俺のセリフだ」

天王寺さんと花井さんは不服顔のまま東側へ

「僕達はデートに見えるかな」

「私が若い男の子を口説いてるみたいに見えるかも…」

「大丈夫~口説かれないからぁ」

「…微妙に振られた気分」

瑛希さんと瀬名さんは西側へ

「京橋は面が割れているから車の中でデータを集めて俺達に伝えてくれ」

「はい。わかりました」

私が頷くとボスは浅野さんと南側へ

あれは上司に呼び出された部下の図でしょうか

そんな事を考えながら私は彼女にメールを打ちました

『危険な単独行動はおやめください。服務違反になりますよ』

『さすがタキシードマスク様』

すぐに返事が来ました

スマホと連動させているのでしょう

『殺された子は私の幼なじみでした。仇を打つのが私の使命ですから』

『止めは致しません。ですが応援は必要では?』

『……(^◇^;)(笑)』

顔文字が滑稽で虚しく感じます

おそらく本来の彼女はこういうタイプではないのではないのでしょうか

高校生ぶっていますが、多分こういう書き方は古いのでは

以前ホストクラブに潜入する時に瀬名さんがセレブマダムの役を演じました

あれ位の違和感を感じます

私はパソコンを閉じ、車を下りました

これ以上のメールのやり取りは逆に危険な目に合わせてしまうでしょう

私はわざとのんびりと昼休み中のサラリーマンのように歩きました

鉄道オタクには鉄道オタクの

ゲーマーにはゲーマーの

ハッカーにはハッカーの

説明できない好む場所というのがあります

おそらくハッカー同士ならこんな場所…

私は何気ない風を装って歩いて行きました

そして…

ほら、いました

彼女と

おそらく犯人が…


~つづく~
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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

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