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夢恋城へ…ようこそ…

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Cohabitation~キース~2

Category - 番外編
「ちょっ…キース!」

勝手に物を置き始めるキースにひたすら慌てる

そんなの…っ

お城の中には国王様も王妃様もいらっしゃる

つまり

未来のお姑さんもお舅さんもいるお家で、勝手に同居ってっ!

「庶民と一緒にするな。父上と母上の部屋からここまで歩いたら5分かかる」

そういう問題じゃ…

メイドさんだって執事さんだって

「はぁ?奴らが俺に意見できる立場か?」

アレックさんだって…!

「最終的に俺に逆らえる奴はいねぇんだよ!」

もう!この人はっ!!

「あのぉ…瑠璃様」

睨み合う私達の間におずおずリュークさんが入ってきた

「実は…キース様のお部屋はリフォーム工事が入ることになりまして…ほんの数日だけご一緒にいていただけませんか?」

リュークさんは一生懸命私に頭を下げる

リフォーム?

でも、よく考えたらお城って何百ってお部屋があるんじゃなかった?

キースが自分のお部屋に入れなくても空いてるお部屋はいっぱいあるんじゃ…

「お前は俺に使用人の部屋に行けと言うのか!?」

「私の部屋だって…」

「バカ言うな!お前の部屋はVIPルームだぞ!各国の王子が来たら同じランクの部屋だぞ!」

「…そうなの?」

知らなかった

だって、最初っから…

「…最初っからVIP扱いで悪いか!」

「……」

嬉しいんだかなんだか複雑…

「もう…リフォームが終わるまでですよ」

仕方なく折れる

この手の言い争いでキースが折れるわけがない

「最初っから素直にそう言え」

キースは満面の笑顔でドカッとソファにふんぞり返った

「大体、お前が眠りっ放しだった時、俺はここで寝て、仕事してたんだぞ」

そうだった…

交通事故にあって、ずっと意識不明のまま眠り続けていた数週間

キースは病院からこのお城に私を移させて、ずっとそばにいてくれた

自分の部屋に行っても落ち着かないからってベッドも持ってこさせて

執務室じゃなくてもいい書類の仕事とかは、このテーブルでしていたって、後からリュークさんに聞いた

私が目覚める時まで…



「じゃあ…お帰りなさい…ですね」

「…あ、ああ」

私の言葉に照れたように横を向いた

ソファに並んで座ると自然と肩を抱き寄せられた

リュークさんがほっとしたように、そっと微笑みながら部屋を出て行った


~つづく~
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