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Inherited jewel~受け継がれる宝石~リバティ国王~1~

俺の父上、クラウス国王には姉上がおられる

シャルル王国王妃ラティフィーヌ様

俺の叔母上だ

リバティの宝石と言われていたほど美しい女性で、シャルルの王子に見初められ海を渡って嫁いでいかれた

その時リバティでは国宝が海外に流出すると多くの国民が嘆き悲しんだと伝説的に伝わっている

その状態が今またリバティで起きようとしていた




「なぁ、フィリップのリチャードが婚約するらしいって。ジェームス知ってるか?」

ミッシェル城での王子研修が終わった後にアルタリアのギルベルトが興味津々の状態で顔を寄せてくる

「リチャードが?誰とだ?いっぱい候補が多すぎてピンと来ない」

フィリップ王国という伝統の国の王子であり、少々病弱で細身で色も白く…

男から見れば男らしさに欠けると思うのだが、女性から見るとそれが母性本能をくすぐっていいのだそうだ

守ってあげたい…らしい

「なに言ってんだよ。リバティのシェリルって姫らしいぞ」

「え…」

俺は一瞬息を飲んだ

シェリルが…?

しかし俺の変化に気づく事なく回りの連中は話し出す

「あんなに女好きで見境のない性欲的な男がいいとは…女は見抜けんのか」

奇しくも俺の父上と同じ名前であるドレスヴァンのクラウスがふんっと鼻をならす

この厳つい体型でありながら規律に細かい男は、今、シャルルの貴族の姫の気を惹こうと奮闘中らしい(ギルベルトによると…)

だから隣国のリチャードに先を越されてはプライドが許さないのだろう

シャルルの王子ニコラス=ルイは早々に自国の貴族の令嬢と結婚していたから余計にだ

最年長であるオリエンスのウォルトはかなり身分が低く年上の貴族の娘にぞっこんらしく、何年も父王に反対されながらも一途に追いかけている…らしい(これもギルベルト情報だ)

そんな事はどうでもいい

シェリルがリチャードと結婚…?

眩い光が一瞬で暗闇に吸い込まれるような感覚を覚える

誰も知らない俺の心の中がひたすらざわつく

「これでジェームスとギルベルトだけが特定の女性がいないわけだね」

ニコラスが悪気なく微笑む

「本当に一人もいないのか?仮にもリバティの王子だぞ?いくら奥手のジェームスでも口説けばほぼ落ちるのに」

俺と正反対で、女性の噂に事欠かない親友は容赦ない言葉をストレートにぶつけてくる

ふん…

自分の父親の背中を見て、反面教師で女性に慎重になっても構わないだろうが…

俺だって別に好きな女性がいない訳じゃ…

「なんだ!いるのか?言えよ~♪」

ギルベルトは満面の笑みで俺の背中を思いっきり叩いた

そんな簡単に言えるか!



フィリップの王子が婚約しようとしている女性だなんて…

俺は密かに想いを寄せるリバティの大貴族の姫、シェリルの美しいグリーンの瞳を思い出していた


~つづく~

👑追記👑✨
この話を書くにあたって各国の王子の父親達の名前を全員つけました。(この時点では王子)
もちろん本家がつけた名前を最優先にして、登場しなかった名前は私が勝手に名付けました。(過去に決めたのもあるしね♪)

●リバティ国王
ジェームス・アルフォード

●アルタリア国王
ギルベルト・バトン

●シャルル国王
ニコラス=ルイ=フランソワ

●フィリップ国王
リチャード・F・スペンサー

●ドレスヴァン国王
クラウス・リーベン

●オリエンス国王
ウォルト・H・カシラギ


キースの祖父
クラウス・アルフォード

エドワードの祖母
ラティフィーヌ=フランソワ

ロベルトの母
ルイーザ・バトン


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Category - 番外編☆国王編☆

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