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scandal~桐沢洋~after story~2

【洋’s eye】

俺の言葉にその場にいた全員が声を上げた

阿賀佐ですらだ

そんなに俺が結婚するのは意外なのか?

花井と天王寺は詩織を知っているだろう

なのに何でだ?

「そりゃあ…桐沢だからだよ」

呆れたように野村が俺を見る

「俺だっていつかは結婚するだろう」

「一生独身でもいいって言ってたじゃん」

「それはそういう相手がいなかったら無理にまでする必要はないって言う事だろ」

「つまりはそういう相手が見つかったって事やねんな」

「そうですね~堅物ボスをその気にさせた女の子がいたって事ですよね」

天王寺と八千草が妙にニヤニヤしている

「しかも全国区で交際宣言したわけだし、当たり前と言えば当たり前か」

花井が一番最初に納得したようだ

「それはそうですが…いずれはと思っていましたがあまりに早く結論を出されたのでもしや…」

「ボスJr?」

「桐沢さんができ婚!?」

京橋、浅野、瀬名が勝手に盛り上がる

「え?そうなの?」

「違ぇよ!」

野村までも俺の顔を二度見しやがる

「交際したり結婚する前には上司に報告する義務があるのは警察の暗黙のルールだろ。だからお前に報告した。それだけだ」

「上司っていうより友人として報告して欲しかったなぁ」

「友人として報告したら面倒くさい事頼めねぇだろ?」

「なんかいいように使われてる気がする…」

野村は大きく溜息をついた

そう言いながらわかっている

俺にしろ氷室にしろ、どんなに言われてもコイツは俺達から離れない

俺達もコイツを離さない

損得なんて存在しない

口とは裏腹にな

「もし、お前と彼女が出会った経緯を美談に変える目的で結婚をしようとしてるなら全力で止めるよ?」

「俺がそんな計算ずくで動けるほど器用か?」

「…だよね」

野村はははっと笑ってビールに口をつけた

「そっか~洋クンが先に結婚すれば香月ちゃんの結婚式の時に仲人できるもんね」

「ぶほっ!」

瀬名が盛大にむせた

「なっ…!なななななにを!」

「挙動不審すぎ…」

「瀬名!そんな予定があんのか?!」

「天王寺落ち着け!瀬名だぞ!」

「香月ちゃんが結婚…」

「ボスのでき婚よりスキャンダルです」

全員の視線が瀬名に集中する

そうか…

部下が結婚する時に俺が既に結婚してたら仲人するのか?

「だったら野村、お前が先にしろ」

「はぁ?」

「俺の仲人がいねえだろ?長官も独身だし」

「無茶言わないでよ!」

「瀬名の時もお前の方が…」

「それは相手が嫌がる…」

「ストップ!ストップ!」

瀬名が俺と野村の間に慌てて入って来る

その必死の形相はよっぽど氷室と付き合っているのを連中に知られたくないんだろう

「今は私より桐沢さん!」

「いいんじゃないの~洋クンと同時進行で」

野村は何も気にせず笑っている

あたふたする瀬名を見ているとほんわかする

ようやく焼酎のロックに口をつけた

「まぁ婚約まではするが、式となると色々都合があるからな」

この不規則な仕事なら仕方がない

彼女もスケジュール調整が必要だろう

「ボスが先に結婚してくれへんかったら俺も仲人困るやん」

天王寺が真剣に悩みだす

「だから仲人も祝辞もみんな野村に頼めよ」

「祝辞はいくらでもするけどぉ~仲人は…」

野村は野村の事情がある

わかっちゃいるが、からかうのが面白い

「いい加減決心しろよ」

いつまで遊び人を気取るつもりなんだ

ポンと肩を叩くと困ったように、けれど照れながら笑った

見回せば…

結婚を決めた天王寺

しばらくは保留だと腰を据えた花井

恐らく近々結論が出るだろう瀬名

彼女がいるらしい…と噂に聞く浅野

未だ遊びなのか本気なのかわからない京橋

現在進行形だと笑っている八千草

そして、今までの中では本気になっているように思える野村

みんなそれぞれ熱い想いを抱いている

この想いを悲しい涙で潰さないようにこいつらを守っていかなきゃな

俺も…だが

俺の家族のような2課の連中に一生共にする相手ができたなら俺にとっても家族が増えるようなもんだ

「…で、プロポーズの言葉はなんだったの?」

「聞きたいです!聞きたい~!」

野村と瀬名が同時に顔を覗き込んできた

「…なっ!」

「それを聞かないと今日の飲み会の意味がないですね」

「今後の参考にしたいしな」

「ボスのプロポーズの言葉なんてめっちゃベタやろなぁ」

「意外とロマンチックかもしれないですよ」

「動画で撮ろう…」

「ちょっと待てっ!」

浅野がスマホを出すのを慌てて阻止するが野村と天王寺に羽交い締めにされる

「それではお聞きしまぁす!プロポーズの言葉はなんですか?」

八千草がスプーンをマイク替わりに差し出す

「そんなのっ…言えるか!」

「言わないと彼女に電話しちゃうぞ~♪」

野村の手には俺のスマホが…!

RRRRR…

「あっ!噂をすれば彼女だよぉ~」

嘘だろう?!

「出ていい~?」

「止めろ~っ!」

もはやガキのケンカだ

だがこれが俺達なんだろうな

ようやく野村から通話中になっているスマホを取り返した

「もしもし!詩織!」

『…何言ってんの?洋…』

「…お袋じゃねぇかっ!」







俺達に甘い恋愛話は無理かもな…


それもいいか

そんな男だらけ(女子一名含む)の夜がふけていった


…詩織、寝てるだろうな…



🍀END🍀
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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

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