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夢恋城へ…ようこそ…

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第7章―293話

Category - 第7章
「そろそろ覚悟を決めて白状したらどうだ?」

キースはアンドリューに視線を向けた

リリィは興奮した頭の中でその光景を見つめ続ける

10才以上も年の離れた他国の王家の人間に全く怖じ気づかないキースという王子は私のような一貴族の娘が近づけるような男じゃなかったのか

いや…

身分じゃない

瑠璃はただの庶民だった

それがこのキースの横に立つ王妃となる

その違いに納得できなかった自分がまだいる

身分じゃない

じゃあ何?

その瑠璃は今、この場にいない

危険な場所から守られている

それも頭でわかりつつも胸をキリキリさせた

「私はフィリップの次期王妃なのよ!」

ティナの叫び声だけが響き渡る

「なにを言うか!次期国王様はウィル様だ!」

遮るようにクロードの声が大きく上がった

「執事の鏡だなぁ」

「誰でも言うだろ…」

ロベルトとグレンはひたすら感心する

ウィル以外のフィリップ国王など誰が想像するか

それは野望をたぎらすアンドリューだけだ

「そのウィルが国王になりたくない、いずれは譲りたいって言ったら信じるだろうな」

「そう仕向けたのはキースでしょう?」

キースとエドワードの会話にアンドリューの顔色が変わった

「…なんだと?」

「ウィルはいい役者になれるぜ。ハリウッドに紹介したいぐらいだ」

キースはニンマリと笑顔を向ける

クロードは呆然としながらも思う

ウィルは実際に国王になりたがらなかった

スティーヴの右腕として
国王の影となって支えていければいいと思って育ってきた第二王子だった

それが急にスティーヴが王位を捨ててしまい、自分に王座が廻ってきてしまった

今ではフィリップ王国次期国王としてしっかり前を向いている

だが芝居しろと言われればいつでも昔の自分を出せる

実際に過去に思っていたことを口にするだけなのだから…

クロードは今更ながらキースに恐怖を感じた

あの頃のウィルを知っていて、それを言わせるのか…

そしてウィルもそれを受けた

信頼がなければ言えない
できない

その人物達に自分は何をしようとしたのか

クロードには見えた

地面を右往左往するアリのような自分の前に巨大な恐竜が足を上げて踏みつけようとしているのを…


~つづく~
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私の明日からの活力になります┏○ペコッ


Category - 第7章

8 Comments

Mimi  

7章!

何かと忙しく、久しぶりにのぞいたら7章が⁉︎
これから配信楽しみにしています☆

2015/12/10 (Thu) 22:24 | REPLY |   

sasa  

第7章待ってました(*≧∀≦*)
また初めから読み返してみようと思います!更新楽しみにしてます♪

2015/12/03 (Thu) 21:34 | REPLY |   

carine  

七章ついに再開ですね!待ってました(*´∀`)
楽しみにしてます!
城主様のペースで書かれてくださいね。

2015/11/29 (Sun) 18:59 | REPLY |   

怠け者。  

うわお!!

7章の続きが出ててびっくりぽんや!

久しぶり過ぎてもう一度最初から読み読み直しします。

chika様、ありがとうございます(#^口^#)/

ワクワク(^皿^)

2015/11/28 (Sat) 09:50 | REPLY |   

ほとり  

ありがとう

七章続き書いてくれてありがとございます
ちょうど七章読み返していたところなのでとてもうれしいです
これからどうなるのか続きが気になります

2015/11/28 (Sat) 07:45 | REPLY |   

紗夜  

続きが楽しみです!

いつも楽しみに読ませて頂いています。
最近は、桐沢さんのストーリーの甘さにニヤニヤしていたのですが、今日は第7章の更新!
大興奮してしまいました(^◇^)
続き、楽しみにしています!
寒くなってきましたので、お体に気を付けて、無理せず更新なさってくださいね。

2015/11/28 (Sat) 00:49 | EDIT | REPLY |   

chika  

Re: 待ってました!ありがとうございます

大変長らくお待たせしました┏○ペコッ

毎日の配信はできないかもしれないですが、ポチポチ書いていきます!


2015/11/27 (Fri) 22:09 | REPLY |   

りり  

待ってました!ありがとうございます

第7章の続きを書いてくれてありがとうございます。夢恋城を徘徊しながら1章から7章を繰返し読んでいた甲斐がありました。
ぜひこれからも頑張って書いて下さい。

2015/11/27 (Fri) 22:02 | REPLY |   

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