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第7章―295話

Category - 第7章
(なぜここにスティーヴ様の名前が出てくるんだ?)

クロードは必死に考えた

スティーヴは味方か敵か

いや、ウィルにとって有益か無益か

ティナの話を信じるのなら彼女を日の当たる場所に出し、ティアラとドレスを与えたのはスティーヴということになる

それを指示したのがアンドリューなのか

なぜそんな事をする必要がある?

アンドリューとスティーヴが手を組む理由…

《王位につけなかった王子》

それが共通点

ならばスティーヴは王位につくウィルの敵か

自ら王位を捨てたくせに?

クロードは頭を回転させ続ける

その思考を遮ったのはキースの声だった

「クロード!」

自分を呼ぶ声にビクッと反応する

「ティナはスティーヴが手引きをしてこの場にいると言っているが可能か?」

「スティーヴ様のご予定までは…」

「すぐに調べろ!」

怒鳴り声に体が震えた

すぐに携帯を取り出してスティーヴ、いやセシルに付いている執事に連絡を取った

「…スティーヴ様は昨夜からセシル様と別荘にバカンスにお出かけだと…」

「そんなバカな!スティーヴ様はほんの数時間前に私の目の前にいたのよ!」

「夢でも見たんだろ」

キースはそう言ってニヤリと笑う

「スティーヴじゃない、ましてやウィルでも現国王様でもあり得ない。ならばフィリップの紋章の王冠のレプリカとドレスを用意できるのは誰だ?」

クロードはキースに真正面から見据えられる

…咄嗟に野生のライオンの瞳だと思った

金色に輝く黄金の瞳

キースの瞳はグリーンのはずなのにクロードはそんな幻想を見た

「フィリップの紋章の王冠の…レプリカを手に入れられる事のできる方は…」

一人しかいない

クロードの視線はアンドリューに向けられた

「私だと?」

アンドリューの顔が歪んだ

「そうよ!アンドリュー様しかいないわ!私を助けてくださるのはあの方だけよ!だって一緒に国王になる作戦を練ったじゃないの!」

「黙れ!どこにそんな証拠がある!」

「このティアラが証拠でしょう!?」

言い争うアンドリューとティナの姿を呆然と見ているしかないクロードの後ろでリリィはキースの顔を見つめていた

きっとキースがスティーヴ様を動かしてアリバイを作ったんだ

だからわざと調べさせたりしたんだ

自作自演でじわじわと追い込んでいく

ライオンが獲物を逃げ場のない水辺に追い込み…

リリィはキースの周りにいる王子達を見渡す

優しい顔をしているロベルト王子やエドワード王子ですらしなやかな豹や虎に見える

若いグレン王子はチーターか

追い込まれた先の水辺にはジョシュア王子…ワニが口を開けて待ち構えている

逃げ場がなくなっていくアンドリュー王子




あれ…一人足りない

リリィは急いで周りを見廻した

…ウィル王子の姿だけがないことにようやく気がついた


~つづく~
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Category - 第7章

2 Comments

chika  

Re: ありがとぅございます!

また7章が滞っていてすいません(;^_^A

私も一章から読んだのよ

私ってばどれだけクロードをいたぶってるのかしらん(笑)

2016/02/01 (Mon) 22:24 | REPLY |   

ruku  

ありがとぅございます!

7章ご執筆ありがとうございます!嬉しく1章から読み返しました♪ワクワクドキドキが止まりません( ´ ▽ ` )ノ

2016/01/31 (Sun) 16:12 | REPLY |   

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