FC2ブログ

Welcome to my blog

夢恋城へ…ようこそ…

Article page

クリスマスを貴方と…1

Category - 番外編
キースと同席の公務で一緒の車移動

とはいえ今も隣で電話をしている

口調からしてジョシュア様かしら

難しい話をずっとしている

リムジンで移動している時はリュークさんが運転してくれる事が多いけれど、今日は運転手さん付きでリュークさんも助手席でずっとパソコンを打っている

12月も半ば…

みんな忙しい

私もいつがお休みなのかよくわかっていない

お休みの予定が替わるなんていつもの事だし

「あ…」

高速道路を下りて街中に入ると急に華やかなネオンの星が降ってきた

建物全てがキラキラしている

リバティの中心街がすっかりクリスマスモードで、多くのビルが電飾で飾られていた

あるビルには大きなサンタクロースがビルを登ろうとしている

向こうのビルは建物ごとリボンでラッピングしてある

大通りの両サイドは全部イルミネーションで…

「クリスマスなのね…」

忙し過ぎて忘れてた

ほんの数年前は友達と一緒にクリスマスバーゲンだからといって一日中お喋りしながらデパート巡りしたっけ

イルミネーションの点灯に一喜一憂したのも、ケーキの食べ歩きをしたのも

お友達が彼へのプレゼントを選ぶのに付き合ったり

クリスマス前に失恋しちゃった女の子の話を聞いたり



もう…すごく昔の気がする

「…様、瑠璃様」

「え…?はいっ!」

不意に呼ばれて慌てて車の中に視線を移す

運転手さんがミラー越しに微笑んでいた

「大きな通りを迂回しましょうか?」

私が一生懸命イルミネーションを見ているから気を遣ってくれたのね

「ありがとうございます。でもSPさん達が困っちゃうから…」

私達の車の前後にはSPさんの車がついている

勝手に道は変えられない

キースが変えろと言えばすぐに変えれてしまうのだけれど、そのためには大変な苦労をさせてしまう

私のわがままでそんな事はできない

このほんの一瞬のイルミネーションで充分

「たまにはわがまま聞きますよ」

運転手さんはこっそり笑ってくれた

ほんわかと心が暖まって、ゆっくりとソファーにもたれて、流れていく風景を眺める

ウィンドウに映ったキースが携帯を耳にしたまま怪訝そうにこっちを見ているなんて全然気付かなかった


~つづく~
拍手をポチッと押していただけると嬉しいです󾬏
私の明日からの活力になります┏○ペコッ


Category - 番外編

0 Comments

Post a comment