FC2ブログ

Welcome to my blog

夢恋城へ…ようこそ…

Article page

クリスマスを貴方と…6

Category - 番外編
いきなり路上でキスをされて思わず固まってしまう

「なに照れてるんだよ」

キースは真っ赤になっているであろう私の頬を指で突いた

「だって…っ!」

「回りをみて見ろ。みんな似たようなもんだぞ」

キースに言われて改めて見回すと、イルミネーションの下で何人かがキスをしている

お互いの腰にを抱いて見つめ合ったままの人

熱い熱いキスを惜しげもなく交わしている人

ベンチで彼の膝の上に乗ったままキスをしている人…

みんな自分達の世界に入り込んでいて回りは見えていなさそうだ

そんな中…

「ん…はぁ…あぁん…」

通り過ぎようとした公園の茂みの中から妙に色っぽい声が聞こえて来た

キース顔を見合わせてしまう

ガサガサという葉っぱが揺れる音も…

「さすがに俺もしねぇぞ…」

「あ、当たり前でしょ!」

「お前が望むなら考えてやってもいいけど…な」

耳元で息を吹きかけられながら囁かれる

ビクビクって体が震えてついキースの手を握りしめていた

「感じやすい奴…」

クスッと笑ってキースはわざと音を立てて耳たぶにキスをした

「キー…!」

「声を出したらバレるぞ」

一人あたふたする私にキースは余裕の笑みで手を引いてスタスタと歩いて行く

もう…っ!翻弄されっぱなし!

結婚したのに

まだどきどきさせられる

左手薬指の指輪が熱く感じた

「さぁ、お前の望む庶民のクリスマスデートを体験するぞ!」

天真爛漫にキースはこの状況を楽しんでいる

私は火照る顔を少しマフラーをずらして冷ましながら、またキースと一緒に街の中を歩いた

何軒かブティックを回って

私が気に入って鏡の前であてる服を

「こんな安物…」

とブツブツ言いながら私が決心する前にレジに持っていってしまう

「ここのデザインが好きなら店ごと買っちまえばいいだろうが」

そんな事できません!

それにあれこれ見て回るのが楽しいの!

それがデートです

「…面倒くせ…」

キースは大袈裟にため息をつく

これだから買い物は女同士で行くのがいいのよ

「母上と行くか?」

「……」

無理です

きっとお義母様も店ごと買ってしまいましょうって言うタイプだもの

「ほらみろ。合理的って事だろ」

違うと思うけど…

キースはまた私の手を引きながら、片手でたくさんの袋を肩に担ぐ

「リュークを連れてくるべきだったな…」

すぐにリュークさんをこき使うんだから…

「服はこれぐらいでいいのか?じゃあ、後は靴とコートとアクセサリーか?」

「何言ってるんですか!もう十分です!」

「こんな程度でいいのか?」

もう!基準がわからない!

まだなかなか庶民感覚を理解できないキースが首を傾げる

「でもまぁ…いいか」

キースは納得できないまま、またスタスタと歩き始めた


~つづく~
拍手をポチッと押していただけると嬉しいです󾬏
私の明日からの活力になります┏○ペコッ


Category - 番外編

0 Comments

Post a comment