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夢恋城へ…ようこそ…

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クリスマスを貴方と…7

Category - 番外編
キースはタクシーを拾うととある郊外の遊園地へと向かった

「遊園地なんて…どうしたの?時間的にもう終わっちゃいますよ」

「1つ乗るだけだからな。そんなに時間もかからねぇよ」

なんだか余裕の表情で口元を緩めている

やがて遊園地に着くと帰路につこうかという人達の流れに逆らって、キースはどんどん奥に進んでいく

そこにあったのは大きな観覧車だった

「これに乗る為に来たの?」

「ああ、これだけだ」

キースらしくないわね

ジェットコースターとか、アトラクションものが好きなのに

「乗るぞ」

キースはさっさと私の手を引いて中に乗り込んだ

ゆっくりと観覧車が上がっていく

ちょっと郊外にあるので、ここからはリバティの繁華街が綺麗な夜景となって目の前に広がっていた

「綺麗!そういえばここの観覧車からの夜景が綺麗だってリンちゃんが言ってたわ」

デートじゃなくて雑誌の情報でしゅけど!って言ってた

「あそこの少し暗くなってるスペースがうちの城だな」

光の洪水の中にちょっとだけ暗いスペースが岩の影みたいにある

もちろんパーティーをしてるから窓から光は漏れているだろう

お庭もライトが点いているから真っ暗なわけじゃない

けれど今日は廻りのクリスマスのライトアップで輝きが負けてしまっている

キースはポケットから携帯を取り出した

リュークさんに電話するのかしら?

「瑠璃、カウントダウンしてみろ」

カウントダウン?

「ほら!早くしろ!上に着いちまうだろ!」

なんだかよくわからないけどて

「10、9、8、7…」

私はどんどん上がっていく観覧車の中でカウントした

「3…2…1…0!」

私の声と同時にキースが画面を押した

すると……

「…えっ」

真っ暗だったリバティ王城に次々と灯りが灯り始めた

あっと言う間にそのイルミネーションは回りを圧倒し始める

お城全体がイルミネーションの光の渦に巻き込まれた

「なっ…」

唖然とする私は思わず身を乗り出していた

7色の光に包まれるリバティ城

やがてそれは城外へと光の帯が伸び始めた

さっきまで個々に煌めいていた繁華街のイルミネーションがリバティ城から出た光に呑み込まれて1つになる

そして色や点灯のリズムが段々と一体化していく

それは巨大な巨大な光のイルミネーション

舞台はリバティ全土だ

お城を中心に光は四方に伸びて

ある筋は山を超える

ある筋は海へと潜る

その筋は蜘蛛の糸のように互い同士が結びつき、大きく広がって行く

もう…言葉が出ない

壮大なファンタスティックな映画のワンシーンのようだ

「お前がイルミネーションを見たいと言うなら俺はこれぐらいやってやるさ」

キースが私の肩を抱いた

これは…キースがしたの?

「これを操作してみろ」

渡されたスマホの画面には光を操作するアイコンが出ている

「お前がこのリバティをピンクに染めたいのなら…」

キースが私を後ろから抱くようにして操作する

《カラー》の選択を《ピンク》にすると…

まずリバティ城がピンクに染まり、そこから伸びる光の線が徐々にピンク一色に染まっていく

「凄い…」

唖然とするしかない

私の操作1つで点滅したり波打ったりする巨大な夜景…

「お気に召しましたか?プリンス」

キースは私を後ろから抱きしめてそっと囁いた


~つづく~
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Category - 番外編

3 Comments

chika  

Re: こんな素敵な夫が欲しい。

こちらこそ、ずっとお付き合いいただきありがとうございます(*^▽^*)

また来年もよろしくお願いしまぁす!

2015/12/31 (Thu) 19:53 | REPLY |   

匿名希望  

こんな素敵な夫が欲しい。

いつも素敵な王子様&執事さんたちに会わせてくださってありがとうございます。chikaさんのお話、本当に大好きです!
今年一年お世話になりました。また来年もよろしくお願いします!

2015/12/31 (Thu) 12:02 | REPLY |   

匿名希望  

こんな素敵な夫が欲しい。

いつも素敵な王子様&執事さんたちに会わせてくださってありがとうございます。chikaさんのお話、本当に大好きです!
来年もよろしくお願いします!

2015/12/31 (Thu) 12:00 | REPLY |   

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