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夢恋城へ…ようこそ…

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クリスマスを貴方と…8

Category - 番外編
【キース’s eye】

瑠璃にスマホの持たせて後ろから抱きしめるようにして画面を操作した

「凄い…!」

瑠璃は感嘆の声をあげながら、それでも操作するよりリバティ全土に広がって行く光のイルミネーションに見入っていた

「俺はイルミネーションが見たいと言ったらそこに連れて行くだけのありきたりの事はしねぇよ」

誰にも真似ができないような事をしてやる

俺はそれだけ出来る男だし

お前はそれを受けられるだけの女なんだ

「…でも怖い」

瑠璃はそう言ってスマホを俺に返した

「私のこんなタッチ1つで景色が変わるなんて…」

「…そうだぞ」

「え?」

「世間を操れる立場に俺達は居るんだ」

俺は瑠璃の頭をぽんっと撫でた

やっぱりこいつは気付いた

ただ自在に操れるイルミネーションに喜んで、パネルを操作し続けて大喜びするタイプじゃなかった

わかってたけどな

「この先、リバティを光輝かせるか、暗黒にするかは俺達にかかってる」

「うん…わかってる」

「お前が慣れない公務で辛い思いしてるのもわかってる」

俺は瑠璃を抱く腕に力を込めた

「本当によくやってるって思ってるよ」

「キース?」

俺が褒める事が珍しいって顔しやがる

俺だってちゃんと見てるんだぜ

「リバティの輝きを自在に出来る力を持ってしまった以上、そのコントロールミスは許されない」

俺はパネルを操作して、リバティ城から金色に輝く光を四方に広げた

「一緒に頑張ろうな…そばにいてくれ」

「はい」

俺1人が国王になって国を守っていくものだとずっと思っていた

そうじゃない

こいつがいる

そばにいてくれる

2人で協力していくことでこの国を守っていける

俺は更に強く瑠璃を抱き締めた

観覧車は頂上に付き、今年一番の光のショーを見せてくれた

「城に帰ったらもっとびっくりするぞ」

「まだ何かあるの?」

「プロジェクトマッピングを仕掛けて来た」

今頃城の壁面には様々な物語が映し出されているだろう

公務の合間を縫って準備してきたからな

リュークをこき使っただけの事はあるさ

「今夜だけ?」

瑠璃は俺の腕の中でちょっと甘えたように後ろを向いた

「いや、最初はお前の為だけにと思ったけど、国民のみんなも見たいだろうと思って、年内はやる」

「国民の為って言えるようになったのね」

「…前から言ってるだろ」

瑠璃1人の為だけという考えを変えられるようになったのは、こいつ自身が自分の喜びを国民に分ける事を自然にするからだろう

瑠璃の為にとバリアフリー化を進めた事が福祉の向上に繋がった

瑠璃の為にイルミネーションもプロジェクトマッピングもしたのに、これは今後観光の目玉になる

あいつが関わるといつしかみんな国のプラスになる

…不思議な奴だ

「お前以上の王妃はいねぇな」

本心からそう思う

瑠璃が聖母マリアなのかもしれない

観覧車はゆっくりと下り始める

俺はそっと瑠璃に口づけた

ゴンドラが下に着くまでゆっくりと甘く…

「帰ったら…プロジェクトマッピングの内側でゆっくりと抱いてやるからな…」

降りる寸前に囁くとあいつは真っ赤になって可愛く睨んできた



さあ…帰ろう

俺達の城へ

そして2人きりで改めて祝おう

Merry Xmas

and

Happy New Yearを…


☆゚・*:.。.☆゚・*:.。.☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚


🍀END🍀

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