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The sweet white day~キース~2

Category - 番外編
「ホワイトデーですか?」

仕事で寄ったシャルル城でエドワードは俺の質問にキョトンとした表情で目を瞬かせた

「キースでも考えるんですね」

「…悪かったな」

ふんっと横を向く俺の前にルイスがそっとカップを置いていく

「僕はレイラに薔薇の花束を…」

「いつもと変わらねぇじゃないか」

ステーキ焼いてる奴に肉をプレゼントするようなもんだろうよ

「そうですか?」

不思議そうに首を傾げるエドワードを見て、俺は相談する相手を間違えたと心の中でため息をつく

ルイスもコソッと笑みを浮かべているところを見ると同じ事を思ってるんだろうな

エドワードには言わないだろうが…

「僕はレイラが薔薇の花束をすごく喜んでくれるので、それが彼女の1番だと思ってプレゼントしています。彼女が最も喜ぶ事をしてあげたいですから」

最も喜ぶのが薔薇の花束だろうか…こんなに日頃から薔薇に囲まれて過ごしているのに

まぁ、人のことはどうでもいい

瑠璃が1番望むもの…か

「…あ」

ふと思いついて

俺は速攻で城に帰った

「アレック!リューク!」

俺は2人を執務室に呼び出した

「はっ、はい!なんでしょうかっ!」

怒られると思っているのか、リュークは直立不動だ

アレックは普段と変わらずゆっくりと微笑んでいる

「3月14日の予定はどうなっている!?」

「はいっ!キース様は…あれ?」

リュークは持っていたスケジュール表に顔を近づけた

「どうかしたか?」

「えっと…新しくできた工場の視察が入っていたはずなんですけど、取り消しになってますね。いつの間に?」

首を傾げるリュークの横でアレックが目を細める

「アレック、瑠璃は母上と同行か?」

「いえ、王妃様は国王様とディナークルージングをされるご予定でございますので、瑠璃様に新たなご公務は入れておりません」

「…お前が采配したか」

「はて?何の事でございましょう」

穏やかに微笑むアレックにしてやられた

俺のスケジュールを空けさせたのものアレックだろう

母上の予定を父上の都合だとすり替えれば誰も文句は言うまい

「我々もホワイトデーはゆっくりできますなあ」

そんな独り言を言って未だにスケジュール表に首を傾げているリュークの頭を叩いた

アレックにはわかっていたんだろう

瑠璃が望むもの…

それは俺とゆっくりと過ごす事だと


~つづく~
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