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夢恋城へ…ようこそ…

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A little bird is to where~小鳥はどこへ…~ウィル~2

Category - 番外編
小鳥…

小さな真っ白な小鳥…

ひとりぼっち…

金の籠の中…

何を見てる?







目を覚ますと、目の前に顔があった

…誰だ?

「お目覚めになりましたか!」

間髪入れずに口を開いたのは

「…クロード」

「ご気分はいかがですか?」

心底心配してくれているのがわかる

こいつは俺に対しては過剰すぎる程過保護だ

「気分は…悪くない」

「頭が痛いと仰っていたのですが…」

「頭…今は平気だ」

「そうですか!」

ようやくクロードの顔から筋肉が緩み、笑みが浮かんだ

「よかったよぉ~心配したよ」

クロードの次に目の前に顔が迫ってくる

「…ロベルト、近い」

「えぇ~もっと近づいちゃダメ?」

「ロベルト、ウィルは病人ですよ」

柔らかい声と共にロベルトが引き離され、エドワードが顔を見せた

「エドワードも近い…」

こいつらは遠慮がない

悪い気はしないが…

「たかが偏頭痛なのだろう?」

ジョシュアが気のないふりで言うが、見た目より心配してくれているのはわかっている

「念のためにMRIも撮ったんだろ?異常はなかったのか?」

相変わらずキースは冷静だ

「さっきゼンが異状なしだと報告していたぜ」

グレンは皆より一歩下がった所で口を開く

「グレンの最初の応急処置がよかったらから何事もなかったのですよ」

「はい。グレン様が咄嗟にウィル様を抱き留めて頂けなければ頭を床に打たれていたかと思われます」

エドワードの言葉にクロードが答え、グレンに深々と頭を下げた

そうか…

頭が割れるように痛くなって、力が入らなくなって

倒れて行く自覚はあったんだ

グレンが受け止めてくれたのか

「ありがとう…グレン」

「いや…別に、咄嗟に手が出ただけで…」

皆の注目を浴びてグレンが照れている

まだまだ子供だ

俺は微笑ましく笑みを浮かべているのに

…何かが引っかかる

なんだろう?

その違和感は次の瞬間にピークを迎えた

「ウィル!」

勢いよく扉が開かれて

松葉杖をついた少女が飛び込んで来た

「ウィル!大丈夫?!」

王子達を押しのけるように俺の目の前に現れた少女…

大きな瞳に一杯の涙を溜めて…





「…誰だ?」


俺の言葉に空気が一瞬で止まった


~つづく~





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