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夢恋城へ…ようこそ…

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第0章~始まり~3

Category - 第0章
久々に会えた嬉しさと、相変わらずのマイペースさにいろんな気持ちが混ざり合ってついつい笑ってしまう

会えなくてごめんとか

久しぶりに会えて嬉しいとか

言葉にしてくれないけれど

運転しながらさり気なく繋いでくれる手の温かさに全ての寂しさが消えていく

「大学は楽しいか?」

「はい。お友達も増えましたし、授業も楽しいですよ」

「わからない事があれば俺に聞け。大学の授業くらい教えてやれる」

「そうなんですか?」

「当たり前だ。俺は20で大学の単位は取り終わった」

…この人の自信は根拠のない自信じゃない

本当に有言実行してきているから言動が自信に満ちあふれているのだ

それがわかるまではふてぶてしい人だと思っていた

誤解を招きやすい人なのだ

「リバティの大学に編入する気はないか?」

そして彼の言葉は唐突だ

「え?」

「リバティの大学だったらもっと迎えに行ける。家だってリバティだったら…」

「無理です」

「もう少し考えろよ!」

「だって何年も何年も考えてシャルルの大学に決めたんです。行きたい学部だったり、受けたい教授がいらっしゃったりとか」

「そんなの俺が学部を作ってやる!教授だって引き抜いて…っ!」

「そう言うことはしちゃダメです!」

「なんだと?!」

「キース様のお気持ちは嬉しいですけど、私利私欲で物を動かしちゃダメです。キース様はできてしまうからやってはダメなんです!」

「ちっ…!本当にお前だけは俺に真っ向から反対してきやがるな!」

キース様はプイッと顔を背けてハンドルを切る

困った人…

今まで思い通りにならなかった事がないまま大人になっちゃったから

「毎日会うときっとキース様は私に飽きちゃうから…時々会う方がいいんですよ。その方が会いたいって思って下さるんでしょ?」

ちょっぴりの強がり

本当は毎日会いたい…

「馬鹿言うな…飽きるわけねえだろ」

横を向いたままなのに、握られていた手が指を絡めて恋人繋ぎに変わる

素直じゃない2人も気持ちはちゃんと伝わっている

もどかしいようで、でもくすぐったくて

私もそっと指に力を入れた



~つづく~





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