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夢恋城へ…ようこそ…

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A little bird is to where~小鳥はどこへ…~ウィル~9

Category - 番外編
不思議な感覚のまま…

俺はノエルとベッドに並んで横になっていた

「俺が右…あってる?」

左を向いてノエルに確認を取る

「うん…あってる」

なんだか照れたようにノエルはシーツで顔の真ん中まで隠して小さく頷いた

「いつもは…腕枕?手を繋ぐ?」

「ん~…日によって違うかなぁ」

「ふ~ん…」

自分の事を人に聞くなんて不思議だ

でもきっとノエルは俺に嘘をつかない

お世辞も言わない

きっと正直過ぎる位、正直な子なんだろう

俺がそう言うとノエルはクスッと笑った

「『そこがノエル様の直して頂きたい所でございます!少しは計算してまわりの空気を隅々まで読んでご発言願います!』」

「ん?」

「…っていつもクロードさんに怒られます」

「生意気な…」

アイツは執事の分際でノエルにそんな事を言っているのか

ノエルは次期王妃という立場なのに!

…いつしかノエルが俺のプリンセスで次期王妃だと記憶の無いはずの俺が認めていた

「クロードさんは私に一人前のプリンセスになってもらいたくって一生懸命教えてくださるんです。私みたいに物覚えの悪い子を担当しちゃったから申し訳なくって…だから頑張って早くクロードさんにいっぱい褒めて貰えるようにならなくっちゃ!」

「クロードの為に頑張るの?」

「えっと…最終的にはウィルの為…」

「……」

「って言うか、自分の為かしら」

自分…?

「だってクロードさんが教えてくださるように一人前のプリンセスになれたら、ウィルの横にいても恥ずかしくないし…そしたら国民の皆さんも私を次の王妃様だって認めてくれて、『ああ、この王妃様ならウィル国王を支えて、立派なお仕事もこなして、それはそれはフリップの未来は安泰だぁ!』ってなるでしょう?そしたら皆さん笑顔になるし、そしたらそしたら私はすごいハッピーな気持ちになるし…ね?私の為でしょう?」

ノエルは息継ぎも忘れて一気に喋ると、ふぅ…っと息を吸った

「ノエルの幸せは国民が笑う事?ノエルのもっと個人的な幸せは望まないのか?」

「個人的…えっと…」

ノエルはまたシーツを鼻まで被って天井を見つめた

「…ウィルの赤ちゃんを産んで、いいお母さんになる事…かな」

言ってからなぜだか小さく悲鳴を上げて、ノエルはシーツを頭まで被った

ノエルの夢は全て俺在りきなんだ…

それでいいのか?

ノエルは今まで生きてきた世界に帰りたくはないのか?

それを俺は妨げていないか?

それとも俺は…ノエルのひたむきさを俺自身が窮屈に思っているのか?

『ウィルの為』

その一言があの鳥籠ではないのか

「ノエルは…グレンが好きか?」



まとまらない頭で俺は脈絡なく口走っていた


~つづく~






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Category - 番外編

1 Comments

chika  

ノエルが好きになってきたというコメントいただきありがとうございます(≧∇≦)

不思議ちゃんキャラは同性から苦手って言われるけど芯がしっかりしてればいい子だったり、わかり合えたりするんじゃないかと、ちょっと思いました(^◇^;)

男性版不思議ちゃんキャラはエドワード王子だと思うけど(笑)

2016/06/20 (Mon) 08:40 | REPLY |   

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