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let's Wedding!~天王寺豊~3

数日後の事やった

1時過ぎた頃、瑛希が息を切らして部屋に戻ってきた

「すいません!遅れました!」

別に俺らは時間が不規則やからきっちり1時に戻ってこんかて誰も文句は言わへん

そんな器が極小の奴はおらん

1課じゃあるまいし…

けど瑛希は律儀に1時に帰って来ようとダッシュしてきたらしい

「ゾンビにでも追いかけられた?」

脩介が真面目に聞く

「女性のゾンビでしたら容姿によっては歓迎しますが…」

克之がコーヒーカップを持って席につきながら呟く

「ゾンビも行くか…ストライクゾーンが広すぎるだろ」

一沙の意見にこれは賛成する

「急いでる時に限って店が混んでたり、オーダーが通ってなかったりするんだよなぁ」

それでも店に怒らないだろうボスがゆっくり微笑んでいる

「そういう時に限って熱いもの頼んじゃったりするんだよねぇ」

1時になっても帰らない野村さんがコーヒーを啜る

「ドリアとか辛いですよね~食べるけど」

「食べるんかい!」

瀬名に俺がツッコんだところで瑛希がようやく息を整えた

「店はちゃんと余裕を持って出たんですよ!だけど署内に戻ったらあちこちで捕まって…」

「何悪いことしたの?」

「してませんってば!」

瑛希は脩介のイジリに真面目に答える

律儀な奴や

「なんかわからないけど、豊さんと香月ちゃんが結婚するって話が広まってるらしくって…もう質問攻めですよ!」

「なんやと?!」

「なんで!?」

瀬名と俺は同時に叫んだ

俺と瀬名が!?なんでやねん!

「趣旨換えですか?」

克之!まともに取るな!

「瀬名に?瀬名が?瀬名を?」

その3段活用はなんやねん脩介!

「瀬名…氷室先生から天王寺に鞍替えするメリットはなんだ?あるなら教えろ」

一沙!その喧嘩買うで!

「天王寺には天王寺の良さがあるぞ」

ボス…オカンですか

「征司クン泣いちゃう…一生独身決定だねぇ」

野村さんもなんで決定事項扱いなんすか!

「天王寺さんと結婚したら一生夫婦漫才じゃないですか~死ぬ間際もボケなきゃいけないみたいな」

瀬名、お前もそっち側に回ってどないすんねん!

「そんな噂、どこから出たんだ?」

ボスの言葉に瑛希は渡されたコーヒーから口を離した

「豊さんと香月ちゃんがゼクシィを見ながら式場選びをしてたって言う目撃情報が多数あるようです」

「場所は特定できてるのか?」

「一貫して署内の食堂ですね。だから証言に信憑性があります」

なんで仕事モードやねん!職業病や

「食堂?ゼクシィ?…あっ!天王寺さん!」

「あの時か!」

瀬名が叫んで俺も気付いた

確かに食堂でゼクシィ見ながら式場選びしとったわ!

「ほう…状況証拠を認めると」

「…吐け」

「香月ちゃん!本当なの?!」

「食堂に防犯カメラはなかったか?」

克之、脩介、瑛希、一沙が一斉に取り囲む

俺と瀬名は…洗いざらい白状した

「俺は瀬名に質問しただけや!」

「私は天王寺さん質問に答えただけです!」

2人同時に叫ぶ

「ゼクシィ見ながら?どこの式場がいいとか?ここは大聖堂が綺麗だとか?ここの料理はネットで絶賛されてたとか?」

瑛希がいやに詳しい素振りで聞いてくる

「俺達は天王寺の彼女も氷室も知ってるから誤解しないが…」

「そんな会話してたら、そりゃあ結婚するって思うでしょ…」

ボスと野村さんが呆れてたように苦笑してる

「傍から見たらバカップル…」

「……」

脩介の言葉に反論できへん

もし、署内で知ってる奴らが食堂でそんな事してたら…絶対そうやって思って冷やかしに行くやろう

「身から出た錆だな…」

一沙がニヤリと笑うのを突っ込む気にもならない

俺と瀬名は大きな溜息をついて机に突っ伏した


~つづく~





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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

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