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夢恋城へ…ようこそ…

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In where is Odette?~ロベルト~2

Category - 番外編
それから城内の大捜索が始まった

数十人がかりでのカメラチェック

身体検査に持ち物検査

城内の業務は全部ストップした

大事になったなぁ

俺もまた母さんの部屋を這いずって探してみた

ルーティアも一緒

「1個だけポロって落ちるわけないと思うんだけど…」

「わかんないじゃん!取ったけど落としたとかさ」

絨毯の上を這いずる王子とプリンセス…

他国じゃないだろうなぁ

「掃除機掛けたら?」

「掃除機?」

吸い込んじゃうじゃん

「先のノズルを取って、真っ直ぐな棒の所にストッキング被せて吸うとコンタクト落とした時とかすぐに見つかるよ」

さすが…

「庶民の知恵!」

ですね…

さすがにコンタクトの、ん百倍の値段はするネックレスを掃除機で吸う訳にはいかない

丁寧に探さなきゃ!

母さんの大切なネックレス…

父さんからのプレゼントだし

「何やってるんだ?お前達…」

不意に頭上から声が聞こえて、見上げると父さんが目を丸くして俺を見下ろしていた

「父さん!一大事!」

「ん?ロベルトの仕事が完了したか」

それのどこが一大事!?

「オデットの母さんが行方不明!」

「はぁ?」

父さんは目を丸くしたまま首を傾げる

あれ?違った

「だからぁ~」

「旦那様!」

俺の言葉を遮るようにアルの声が飛んできて、あの長身が真っ二つに折れた

「申し訳ございません!」

アルが膝に頭が付くんじゃないかっていうくらい頭を下げている

「私の監督不行き届きの為に大切なルイーザ様のネックレスが紛失致しました!只今全力で捜索しております!」

「ネックレス?オデット…ああ、これか?」

父さんは勢いに押されながらもジャケットのポケットから四角いジュエリーケースを取り出した

「オデットって白鳥のネックレスのことだろう?」

何でも無いかのように父さんは俺達の目の前でケースの蓋を開けた

そこには紛れもなくオデット!白鳥のネックレスがキラキラと輝いていた



「どういう事!?」

なんで父さんが持ってるのさ!

アルもルーティアもカチンコチンに固まっている

「いやぁ~昨日、夢にルイーザが出てきてな。『白鳥をいつまでも閉じ込めておいちゃダメでしょ!』って怒るんだよ」

へ?

「確かにルイーザが亡くなってからずっと宝石箱の中だったなぁと思って、修理を兼ねて宝石職人の所に行って来たんだが?」

それがなにか?って顔しないでよ!

「旦那様!まさかとは思いますが…お一人で?」

アルがチラリと俺の方を見た…気がした

「ああ…そんなに遠くないし、たまには運転しないと腕が鈍るだろうが」

アルがガクッと首を落とした

ああ…遺伝

ご愁傷さまです

「ルイーザはちゃんと私達の心をロベルトに引き継いで貰いたいんだと思う。だから夢に出てきたんだろう」

相変わらず可愛かったぞと父さんはにかっと笑った

「だからこれはルーティアにと思ってな」

「へ?」

「え?」

父さんは驚きすぎて床から立ち上がる事すら忘れていた俺とルーティアの前に屈み込んだ

「あの白鳥がいなかったら俺とルイーザは出逢わなかった。当然ロベルトも生まれて来ない。白鳥のおかげで今のアルタリアの未来があるんだ…ロベルト、ルーティアに付けてやれ」

父さんは小さな宝石箱を俺に差し出した

受け取った箱の中には思い描いていたものよりずっと輝いているダイヤモンドと白鳥がいた

「じゃあ…ルーちゃん、髪上げて」

「う、うん…」

ルーティアも戸惑いながら髪を纏めて上に上げる

俺はルーティアの後ろから手を回してオデットをそっと付けた

「わぁ…」

ルーティアは自分の首元を飾るオデットに震える指で触れた

「私とルイーザ以上の仲のいい夫婦になるんだぞ」

「はい…お義父様」

涙目でこくっと頷くルーティアの頭を父さんはポンポンと撫でた

「ずるい…」

なんなんだ!この絵に描いたような嫁と舅の仲良し映像は!

夫の俺の立場は~!

「ひがむな。器が小さいぞ」

父さんはついでのように俺の頭をぐしゃぐしゃともみくちゃにした

「国王と王妃が仲良くできれば国も安泰だ。そうだろう?アル」

「仰る通りです…」

色々ありすぎたアルは5年ぐらい老けた気がした

アルご自慢の監視カメラも写っていて当然の父さんが犯人という弱点、晒したな

うん…

まぁ一件落着か

「ルイーザは細かったからなぁ~ちょっとチェーンを直してきたんだ。うん、丁度いいな」

父さんはそう言うとははっと笑って後ろ手に手を振って去って行った

「…それって…」

ルーティアが顔を引き攣らせて固まった

いやいやいや!決してルーティアが太いって言う訳じゃぁ!

母さん細すぎただけでっ!

母さんは病弱だったからで!

ルーちゃんは健康優良児で!

「健康優良児…」

げっ!地雷踏んだ?!

「いいの!いいの!ルーティアはこのままが好き!この抱き心地が最高!」

俺はむくれるルーティアを思いっきり抱きしめた

父さん性格悪くなったな!

「健康が一番…これからもずっとずっとそばにいて」

「うん…」

ずっとずっと仲良くいようね…

俺達はコツンとおでこをくっつけ合って、それからそっとルーティアに口づけた

それからオデットにもキス

それからルーティアの首筋にも…

「コ、コラ!」

ルーティアが真っ赤になって俺の肩をグーでパンチする

それが可愛くってまたギュッと抱きしめた

姿見の前で2人して立ってみる

改めてルーティアの胸に輝るオデットも一緒に後ろから抱きしめた

鏡の向こうに母さんが微笑んでいる気がした

『似合っているわよルーちゃん…ロベルトをよろしくね』

そう言ってくれてるって思えた

「大切にします。お義母様…」

ルーティアの言葉に鏡の向こうの母さんはゆっくりと優しく微笑んでくれた

大切にするよ

ルーティアもオデットも…

いつか俺達の子供にも白鳥の話して、大きくなったらこのネックレスを譲るね

凄く高価なジュエリーよりずっとずっと心がこもってて、バトン家らしいよね

その為にも…

「今から子作りする?」

ボコッ!

ルーティアのパンチがお腹に命中した

…鏡の中の母さんが呆れてた

🍀END🍀


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今日も読んで頂きありがとうございます~♪

これは私が実際に一目惚れして買ったネックレス《オデット》をモチーフに書かせて頂きました

もちろんダイヤモンドではなくキュービックジルコニア(笑)

貰ったんじゃなくて自分で自分へのご褒美ってとこが根本的に違うけどぉ!

もし気になる方は↓こちらのサイトを覗いて見てね

楽天のショップに繋がるだけで変なサイトには繋がらないからご安心を

ショップ名
クレメンティア・デコール

商品名
オデット





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