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夢恋城へ…ようこそ…

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let's Wedding!~天王寺豊~5

聖盟大学の氷室先生のラボに着いて…

ドアをノックするのに柄にもなく緊張してる俺がいた

なんも後ろめたい事してへんし!ビビることないやん!

俺は大きく息を吸ってノックした

中には白衣を着たいつもの氷室先生がいた

「氷室先生、野村さんから資料を預かってきました」

「ああ…悪かったな」

氷室先生は掛けていた眼鏡を外すと封筒を受け取った

改めて思う…この人が瀬名の婚約者なんやなぁ

俺以上に弾丸トークしよる瀬名と大人を絵に描いたような…俺と正反対の氷室先生

ほんまにちゃんと恋愛できてんのかと疑問に思ってまうわ

「忙しくて警視庁に寄る暇がなくてな。坂巻が季節外れのインフルエンザにかかってしまって休んでいる」

「構わないですよ。ついでやし」

全然ついでちゃうけど!

氷室先生は中の書類をじっくりと見ている

その端正な顔立ちの横に30倍増しの瀬名の職員簿の写真が浮かぶ

それでも実感がわかん…

「やはり…な。帰ったら野村にこのまま捜査を続けろと伝えてくれ」

「はい…」

何の事かわからへんけど

「いずれお前達の所に厄介な事件が舞い込むだろう」

「マジっすか…」

「野村はお前達を信頼しているから堂々と厄介事を投げ渡す…」

「褒め言葉と受け取ってええんですか…複雑や」

「あいつの存在自体が厄介だから諦めろ。上司は選べん」

「ですね」

「間に桐沢がいる。それで充分だろう?」

「最高に充分ですよ」

俺は思わずにかっと笑った

ボス以上の上司がこの世界中どこにおんねんって話や

そんな俺に氷室先生がふっと微笑んだ

うわっ…

男の俺がドキッとしてどないすんねん!

氷室先生、瀬名より色っぽいやんけ…

「ほ、ほな失礼します!」

ドギマギしながら背を向けて…

あかん

大事なこと忘れてたわ

「氷室先生」

「なんだ?」

また眼鏡をかけ直した氷室先生が俺に瞳を向けた

「今、警視庁ん中で変な噂が立ってしもうて…すんません!」

俺は目一杯頭を下げた

「噂であって真実ではないのにお前が謝る必要はあるまい」

「せやけど…」

俺は言い訳やないけど、一応事の経緯を説明した

「俺が単純に瀬名に質問して、あいつが丁寧に答えただけやったんですけど…傍から見たら…」

「香月なら当然の反応だ。天王寺が困っている事を聞き流す奴ではない」

わかってます。俺も…

「これが野村なら投げ飛ばすところだが…天王寺だからな」

…天王寺だからな…

その言葉がズキュンと胸をつく

あかん!惚れてまうやろ~!

「疑いを晴らしたければさっさと結婚しろ。そして香月にレクチャーしてやってくれ。俺も参考にする」

「は、はいっ!」

俺は最敬礼してラボを出た


…ちょっとだけ氷室先生に惚れた瀬名の気持ちがわかった気がした

ちょっとだけやけどな!


~つづく~





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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

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