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夢恋城へ…ようこそ…

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let's Wedding!~天王寺豊~6

警視庁に戻って野村さんに資料を渡す

「天王寺悪かったね~征司クン何か言ってた?」

相変わらず飄々と野村さんが微笑む

怖い笑顔や…

「このまま捜査を続けろ、だそうです」

「やっぱり~うん。わかった!ありがとう」

その案件、いつ投げられるんやろうか…

「ついでにさぁ」

ほら、来たで~

「この資料を4課の知美ちゃんの所に持って行って征司クンの言葉を俺の言葉だって言って伝えてくれる?」

水瀬課長ッスか!

「知美ちゃん、征司クンの言うこと信じないし~征司クンも知美ちゃんの事大っ嫌いだし~間に入るのって大変なんだよね」

「難儀な2人や…」

「でしょー」

野村さんも含めてですけど…

とりあえず俺はまたまたお使いで4課に向かった

その途中

「ん?」

あの後ろ姿は瀬名やん

あいつもお使いかいな

声を掛けようとした時、通り過ぎた更衣室からボソボソと話し声が聞こえてきた

「今、通った人でしょ~特命2課の女子」

「イケメン2課に配属されてイケメンゲットするなんてズルいわよね~」

「花井さんとも噂あったって聞いたよ」

「マジ~?ヤリマンなわけ?」

「他にも手を付けてるかもね」

「浅野さんとかおとなしいし、八千草クンなんか若いし」

「食われちゃった?やぁねぇ~!」

な、なんなんやコイツら!

こうやって根も葉もない噂が暴走するんか!

怒鳴り込みたい!

引きずり出したい!

けどけど!女子更衣室や!

震える拳を握り締めて歯ぎしりする

男の俺はいい

古都葉も警察とは無関係や

けど瀬名はちゃう!氷室先生は関係者や

これ以上のゴシップは誰の為にもならへん

怒鳴って呼び出したる!

そう思って息を吸ったその時…

「ちょっと!あんた達!」

俺の目の前に飛び込んできた影がいきなり更衣室のドアを開け放った

「きゃっ!」

悲鳴と共に恐怖に固まった婦警連中が目に飛び込んできた

「…里崎警部補?」

仁王立ちする足元の力強さに釘付けになる

「あんた達、何を根拠にそんな噂話をばらまくの!」

里崎真夜警部補…交通課の《女桐沢》

女ボスや…初めて会ったわ…

「警察官の端くれなら、ちゃんと証拠を並べなさい。私が吟味してあげるわ」

「い、いえ…その…」

オタオタする婦警連中

そりゃあ、格が違いすぎる

「本人確認は?」

「ほ、本人確認…ですか」

「物的証拠、状況証拠、目撃者談、全部並べてご覧なさい!」

「……」

「そんな基礎中の基礎もできていないくせに勝手な憶測でデマを流すとは、警察官の風上にもおけないわ!さっさと辞表お書き!」

婦警連中は真っ青な顔でブルブル震えるばかりや

まさに蛇に睨まれた蛙…

「まぁまぁ、里崎課長補佐。落ち着いて」

第二の女帝が現れた

水瀬課長やん…

もう俺も動けん

「本人確認ならここにいる当事者に証言させればいいわ。ねぇ天王寺君」

水瀬課長はにっこり笑って俺の腕を引っ張った

勢い余って水瀬課長と里崎課長補佐の間に立たされる

こうなりゃ怖じ気づいとる場合ちゃうわ

「俺と瀬名は正真正銘ただの同僚や。命預けれる仲間や。けどなプライベートは別モンや」

俺は婦警連中の顔を見回した

「確かに俺も瀬名も結婚前提につきあっとる相手はいてる。せやけど相手は別や。そこははっきりさせとくわ」

俺の言葉に婦警連中も驚いた顔をする

俺はわかりやすく食堂での話を伝えた

「わかったか?男と女の女子トークやと思ってくれや。結婚式すんのって難しいねん」

ホンマにわからんもんやで

「噂によって傷つくんは本人だけちゃう。ここにおらん相手も傷つけんねん。これからは噂がたったら俺んとこに聞きに来いや。2課の情報網に引っ掛からん噂はないで」

俺がにかっと笑うと婦警連中もほっとしたように笑顔を浮かべた

「辞表を里崎課長補佐に出す前に正しい噂、流しておいてくれへんか?天王寺豊は2課で一番先に結婚する!誰にも負けへんでぇ!一番や!ついでに婚約者の古都葉は絶世の美女やってな!」

「わ、わかりました!」

婦警連中は思いっきり頭を下げると逃げるように俺らの横をすり抜けて行った

「大きく見栄張ったわねぇ」

水瀬課長が呆れて俺を見上げる

「そうですか?最初に結婚すんのも、彼女がいい女なのも事実ですよ~絶世の美女はちょっと盛ったけど…」

「そこは彼氏の欲目でいいんじゃないの」

バンっと水瀬課長は俺の背中を叩いた

「命預けれる仲間っていうのも盛った?」

里崎課長補佐も柔らかくなった微笑みを俺に向けてくれた

なんや…美人やん

女桐沢でめっちゃ啖呵切るけど、こうして見たらいい女なんや

「瀬名だけじゃありません。俺ら2課は全員が全員に命預けられます。安心して背中任せられます」

「いい職場ね」

里崎課長補佐の言葉に俺は大きく頷いた

「…だって。香月ちゃん」

水瀬課長が後ろを振り向くと柱の影から瀬名がこそっと顔を出した

なんや、いたんかい

「…いい加減腹がたって怒ろうと振り返ったら里崎課長補佐に先を越されて…本人登場!ってしようとしたら天王寺さんも水瀬課長までいて…出そびれました」

「お前はええねん。これ以上怖い女やって噂たったら氷室先生に申し訳ないわ。それじゃなくてもツキノワグマを投げた女やって言われとるしな」

「ツキノワグマ…充分じゃないですか」

むくれる瀬名の頭をぐしゃぐしゃと撫でてやる

髪型がぁ~!と怒る瀬名を水瀬課長と里崎課長補佐もなぜか微笑ましそうに見ている

「あげないわよ」

不意に水瀬課長が里崎課長補佐に言う

何のこっちゃ?

「香月ちゃんはいずれ4課に引き抜くから」

「あら、交通課の方が合ってるかも…天王寺君もね」

げっ!

今度は女上司2人が火花を散らす

「瀬名!帰るで!」

「はい…っ!」

俺らは急いで頭を下げるとダッシュで2課へ戻った

俺らの居場所は2課やで!ここしかないねん!

息を切らしながら戻った俺をボスが目を丸くして迎えてくれた

「…お前ら仲いいなぁ」

って言いながら

ホッとするわぁ…



…すっかり忘れられた野村さんからの資料は瑛希に届けさせた…


~つづく~





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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

6 Comments

chika  

Re: 初めまして

はじめまして(≧∇≦)bようこそマニアックな夢恋城へ!

2週間で読破とはなんという強者(笑)読んで頂いてありがとうございます!

お褒め頂けるとすぐに頑張っちゃいます!

これからもよろしくお願いします~♪

2016/07/30 (Sat) 04:54 | REPLY |   

vivi  

初めまして

この2週間で密着24時にハマった者です。夢小説というジャンルを知りこちらのブログにたどり着き、今日1日で全部読みました!chikaさん最高です!私は仕事柄文章を書くことが多いのですが、他の夢小説のような無理な展開もなく、本当にアプリのシナリオを読んでいる気分になりました。私は野村さん、氷室さんオシだったのですが、chikaさんの小説を読んで天王寺さんと浅野さんが気になり、アプリもやってみようかなと思いました。これからも楽しみに読ませていただきます。

2016/07/29 (Fri) 22:34 | REPLY |   

chika  

Re: タイトルなし

野村さんは京橋さん以上にどSだと思うわ~(笑)隠れどSね(^◇^;)

2016/07/27 (Wed) 23:53 | REPLY |   

ちこりん  

野村サン…、有難いけど、何かをぶっ混んできそうで恐ろしい((((;゜Д゜)))

きっと当事者以外は、すごく楽しいんでしょうね♪


2016/07/27 (Wed) 23:06 | REPLY |   

chika  

Re: タイトルなし

そうだよね~誰が仲人するんだろ!

ボスと野村さんで…なんていいねぇ(笑)

2016/07/27 (Wed) 22:17 | REPLY |   

ちこりん  

香月ちゃん、モテモテ~(//∀//)

豊サン、2課で最初に結婚するのはいいけど、仲人は誰に?????

2016/07/27 (Wed) 21:37 | REPLY |   

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