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let's Wedding!~天王寺豊~9

おっちゃんらも一応納得したのか、千鳥足で帰って行きよった

俺達もそれを見送ると店を片づけて家路についた

「古都には余計な心配かけてしもうたな…堪忍やで」

改めて頭を下げる

「私ちゃうやろ?香月ちゃんに言わな」

手を繋ぎながら帰る道、やっぱり古都葉は瀬名の心配をしていた

「そりゃそうやけど、やっぱり俺はお前に謝らなあかん」

「最初はな、浮気しても私が気付かんかったらええわって思ってたん」

「は?」

「知らんかったら傷つかへんって」

何言ってんねん!

お前は惚れた男に嫁がおった事でめっちゃ傷ついたやろうが

「それかて気付かんかったら幸せやったかもしれんやん」

「アホか!そんな未来のないその場しのぎの恋愛はあかん!」

「豊くんらしいわ。せやから私、立ち直れたんやで」

古都葉はにっこり笑って俺を見上げた

「豊くんに好きになってもらって私は幸せ者やん」

「それは胸張って言いや」

「だからもし、豊くんが浮気しても耐えれるやろうって…」

そこおかしいやろ!

大体俺は浮気せえへん!絶対に!

古都葉は変わらずニコニコ笑っていやがる

「今日変わったわ」

「あん?」

「豊くん浮気したらすぐに筒抜けになるってわかったし」

「…っ!あのおっちゃんらか」

「それに2課の皆さんも豊くんが浮気したらボコボコやろ」

「…間違いないわ」

それ以前にや!

「古都…」

「ん?」

「俺が浮気する事はジャイアンツがタイガースを買収するくらいありえへん事や」

「…変な例えやな」

「もっと言うなら一沙が歌手になるくらいありえへん!」

「なんで花井さんの方が比重が重いねん」

「ボスがオネェになるくらいあらへん!」

「…そりゃないわ」

「せやから…浮気前提の話は一切消し去れ!」

「豊くん…」

俺は立ち止まって古都葉に向かい合った

そしてゆっくりと跪いた

「ゆ、豊くん?」

「何回でも言うで!」

俺は立ち尽くす古都葉の手を取った

「結婚してくれ!ちゃうわ!結婚してください!」

「……」

ぼう然と立ち尽くす古都葉

「こりゃ!返事せんかい!」

「……はい」

キョトンとしたまま頷く古都葉は次第に涙ぐんでいた

「一生浮気なんぞせぇへん!そんな欠片もない!けど俺はおっちょこちょいや。またいらん誤解を招く事もあるかもしれん!けど絶対に真実はちゃう!古都葉以外の女には絶対目もくれん!それだけは信用せぇ!」

「…うん…」

「約束やで」

俺は跪いたまま古都葉の左手の薬指に唇を当てた

古都葉は黙って右手で目を擦った

ほんま…カワイイ奴や

「…やりきったわね」

「男だわ~」

ん?余分な声がする

「ダメですって!動画撮ってるんだから喋っちゃ!」

その声は瀬名!

振り替えると

水瀬課長と里崎課長補佐と瀬名がじっとこっちを向いて立っていた

「げっ!」

ニヤニヤと笑う3人の女達

「な、なんなんですかっ!このメンバー!」

女帝と女ボスと猛獣使い
…って恐すぎやろ!

「あれから意気投合しちゃて」

女帝水瀬課長が髪を掻き上げる

「みんなお酒いけるって言うし~」

女ボスは少々呂律が怪しい

「最強の女子会でしょー!」

完全に酔っ払いの瀬名がケタケタ笑い出す

「あの…っ」

戸惑いながらも古都葉は3人に頭を下げた

「いつも豊くんがお世話になってます!」

「お~!嫁の挨拶!」

里崎課長補佐がなぜか拍手している

「いい子捕まえたわね、天王寺くん!」

水瀬課長がガシッと俺の肩を抱いた

「このこの~幸せ者っ!」

瀬名が調子こいて俺を突くからデコピンしてやった

「いだい~っ!」

頭を押さえてうずくまる瀬名を見て里崎課長補佐が笑い転げる

古都葉はあ然と見ているしかない

「まぁ、お幸せに~」

水瀬課長は俺の頭をガシガシっと撫でて古都葉の肩をポンと叩いた

「んじゃ、2軒目行こうか~」

「了解です~」

「ついて行きまぁす」

さっさと歩き出す水瀬課長の後を里崎課長補佐と瀬名が小走りについて行く

「じゃぁね~天王寺さん!古都葉さんまたねぇ~!」

瀬名はぶんぶんと大きく手を振って飛び跳ねている

俺達は突然の嵐にただ立ち尽くすのみやった


~つづく~





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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

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