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新たな伝説の始まり~第1話~ジョシュア

いつもは気にしない

気にした事もない

俺は俺の食事だ

シェフが俺の好みを考えて作っている

だから一緒の食卓につく者と自分が食する物が異なっても気にした事はない

だが…

「なぜ皆違うんだ?」

思わず口にした

今日は…いや、今日もだ

奴らは俺の居場所に陣取る

「ジョシュの離宮は本当に居心地いいんだよね~」

「静かで森林の奥地に迷い込んだようです」

「それは褒め言葉?」

「親がしゃしゃり出て来ないって言う絶対的理由だろ」

「賛成するよ、それ!」

ロベルト、エドワード、ウィル、キース、グレンは全く気にせずに俺の離宮に居座る

「ミッシェル城だとさ、パーフェクトに給仕してくれるけどさ」

ロベルトがトマトとチーズが大量に乗ったハンバーグにナイフを入れる

「イマイチ極秘事項が話辛い」

キースのハンバーグの上には同じ大きさのフォアグラが乗っている

「内容がゼンの事だと特にね」

ウィルのハンバーグはトリュフがかかったホワイトソースだ

「それ以上にジョシュアのお宅は落ち着きます」

エドワードはレモンの乗ったハンバーグをそっとマッシュポテトと共にフォークに乗せる

「味が落ちつくのが1番いい!」

グレンのハンバーグはなぜか目玉焼きとカレーがかかっている

…なぜ全員違うのか

なぜそんなに味を替える?

俺はシンプルに具材だけのハンバーグを口にした

「王子様方のご要望は全て叶えて差し上げたいと真鈴様自らがお作りになられました」

ジャンが各王子の前に置かれた各王子の好みのワインを注いで回る

「ウィルのワインも後で一口ちょうだい~!」

ロベルトが早々にグラスを空ける

「また記憶無くすよ…ロベルトに入れてやって」

ウィルは苦笑しながらジャンに指示を出す

「今年のフィリップのワインは出来が良いそうですね。僕も後で頂けますか?」

エドワードも珍しく飲む気だ

「お前は自力で部屋に帰れよ。ロベルトはリビングに放置だがな」

キースはあくまでリバティのワインに固執する

「俺は後でカクテルにしようっと」

どうせ甘くて緩いカクテルなんだろうとキースに突っ込まれてグレンが意地になって反論している

まぁ…平和だ

「平和だから気になる…」

俺の呟きにキースがワイングラスを目線の高さに上げてニヤリと笑った

「ゼンの出生の秘密を暴くなんて悪趣味だけどよ」

「だが必要だ…これからも我々6ヶ国がミッシェル城を守っていく為にはな」

「だよねぇ~」

もうすでにロベルトの口調は怪しい

これからゼンとは何者なのかを探ろうとする

それがゼンにとっていいことなのか

我々6ヶ国にどういう影響を与えるのかわからない

だが…やらねばならない

その時強く思った


~つづく~





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Category - 新たな伝説の始まり

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