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let's Wedding!~天王寺豊~10

家に帰った途端にドッと疲れが出る

ほんまに古都葉が噂を鵜呑みにして怒ったり泣いたりせん奴でよかった

事実何にもないんやから言い訳も何もないんやけど

「豊くん!まだ飲むん?お風呂入れる?」

古都葉がバスルームから顔を出す

「おお~もう風呂でええわ」

「よっぽどお疲れやな」

古都葉は、ははっと笑ってバスルームに消えていく

俺の嫁はんは甲子園球場より心が広いわ

そんな古都葉が愛おしくって、俺は一緒に入った湯船の中であいつを後ろからギュッと抱きしめた

「どないしたん?」

古都葉はクスッと笑って後ろを振り向く

「あんな…」

「うん」

「結婚式の準備の順番やけど」

「うん。やっぱり駅に近い式場から当たっていこうか」

「いや、この際、駅から遠くてもええわ」

「なんで?」

古都葉はきょとんとして俺を見上げた

「大阪から親戚や友達来るから駅に近い方がええんちゃうの?東京の電車なんて大阪より難関やで」

「大阪のラッシュで慣れとったら東京なんて軽いやろ」

御堂筋線なんぞ初心者が乗ったら降りたい駅で降りれん

その前に乗り込めるかどうかも問題や

「山手線も手強いで」

「せやから東京駅までマイクロバスでもチャーターして行けばええやん。タクシーでもいいけど、どうせ『西口出て…』とか言うてもわからへん。こっちが動けた方がええわ」

「…って豊くん、自分で運転する気なん?新郎やで」

「ほんまや!そうやった!すっかり運転手気分やったわ!」

「アホやぁ…」

風呂の中で思いっきり笑いあう

やっぱり笑いのある生活が1番やな

「古都…」

「ん?」

「場所はええから、それと予算も気にすんな」

「そこは…」

「ええねん!なんとでもなるわ」

貯金もそれなりにあるんやで

っていうか、忙しくって給料を使う暇がないねん

「古都が着たいドレス選び。そのドレスのある式場にすればええねん。やりたい結婚式のできるとこ選んでくれ」

「豊くん…」

「一生に一度や。悔いが残らんように全力でやろうや」

「…ありがとう」

そう言うと古都葉は声を詰まらせてバシャバシャと顔を洗った

古都葉の綺麗なウェディングドレス姿をみたい

妥協じゃなくて120%フルパワーの晴れ姿や

一世一代の祭りやん

俺かて警察の白い礼服は着たい

和装もええなぁ

岸和田のだんじりの神輿みたいなのに乗って登場もありやん

「…それは嫌や」

真っ赤な目をしながら古都葉は俺を睨んで

それからギュッと抱きついてきた

…却下かいな

まぁええわ

これからいっぱい2人で考えていこうな

俺は古都葉を抱きしめ返して何度もキスをした

…止まらんくなって

雪崩れ込むようにベッドに倒れ込んだ

「豊くん…ありがとう…豊くん…豊…っ!あぁあ…ん!」

古都葉が俺の腕の中で可愛くよがる

「絶対世界一の花嫁にしたる…!覚悟しとき…」

腰の揺らぎに古都葉は仰け反りながら一生懸命頷いた

ほんまに可愛いやっちゃ…

俺はめっちゃ…朝まで抱いた




「おはよーございまぁす!」

朝出勤すると

「……」

「……」

「……」

「……」

「……」

「……」

なぜか全員がニヤニヤと笑いながら俺を迎えた

「な、なんやねん!」

不気味な雰囲気に腰がひける

足早に自分の席に着くとそこには…

「特別増刊号…」

ショッキングピンクの表紙のゼクシィが

それもおんなじ雑誌が6冊積まれていた

「な、なんやねん!」

「天王寺さんともあろう方が同じセルフを繰り返すとは…幸せボケでボキャブラリーが欠如しましたか」

克之が思いっきりにやけ顔で言いやがる

「全員が考える事が一緒だったって言うのが多少不本意だが…」

一沙の言う意味がわからん

「そりゃあ、一緒でしょう」

瑛希の微笑みすら不気味や

「当然の結果でしょう~!」

瀬名の満面の微笑みが不気味を通り越して恐怖や

「お前ら仲いいなぁ」

ボスは相変わらずの笑顔でタバコを咥えようとて瀬名に止められる

「だって…プロポーズしたらゼクシィなんでしょ?CMでやってた…」

脩介が何やらスマホを操作する

すると…

『結婚してくれ!ちゃうわ!結婚してください!』

大音量で響き渡る俺の声

こ、これは!

昨日の俺の…っ

「瀬名ぁっ!」

そうや!あいつや!動画撮った言うてたやんか!

それを2課の連中に送ったんかいっ!

「家でクラシック聞きながらワインを飲んでいたのに…台無しになった」

「僕はすっごく幸せな気持ちになりましたよ~」

「タコさんウィンナーを吹き出しそうになった…」

「一緒にいた彼女に意味深な目を向けられました…」

「俺は野村にすぐに見せたぞ~」

連中の話なぞどうでもいい

「瀬名ぁっ!」

「ぎゃぁあ~!あれぇ~!お代官様~」

「なにがお代官様やぁ!」

ボスの後ろに逃げる瀬名をふん捕まえてヘッドロックを思いっきりかける

「ぎゃぁああ!」

「観念せぇ!」

締め上げた途端に入り口から入ってきた氷室先生と目が合った…



…今日も2課は2課や…


結婚式までどれだけ弄られるんやろうか…

俺は氷室先生に7冊目のゼクシィで頭をどつかれた



🍀END🍀





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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

2 Comments

chika  

Re: タイトルなし

愛と笑いに溢れる天王寺さんにみんなで嫁ごう(笑)

私も嫁にいくなら天王寺さんかボスだなぁ

氷室先生と野村さんはそばからのぞき見していたい(^◇^;)

2016/08/30 (Tue) 07:15 | REPLY |   

ちこりん  

やはり嫁ぐなら、天王寺豊O(≧∇≦)O
愛で溢れてます!!
ほんま、惚れ直すわ~

一沙ったら、台無し…って失礼や~
私も「ゼクシィ」欲しい!!
でも、ショッキングピンクの表紙が大阪らしさを物語ってるんやろか…???

chikaさん、今回も有難うございましたm(__)m

2016/08/29 (Mon) 23:42 | REPLY |   

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