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夢恋城へ…ようこそ…

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memorial love~キース~1

Category - 番外編
『しょせん庶民には理解できないだろ』

俺の言葉にアイツは一瞬かたまり、そしてキッとにらみ返してきた

『庶民には庶民にしかわからない楽しみもあります!』

それをわからない貴方は可哀想だとアイツは言い放った

『庶民の楽しみなんか知るか!』

『知った上でいいか悪いか判断されればいいでしょう?片方しか知らないのに決め付けるのは早すぎます!』

『なんだと!』

『知ってから否定するのと知らずに否定するのでは全く意味が違います!キース様ならそれぐらいおわかりでしょう!?』

勝ち気な瞳が臆することなく俺を見据えていた

この女は…っ!

俺にこんなにつっかかてきた女は初めてだった

面白ぇじゃねぇか

俺の回りには俺に媚びるような目つきの女しかいない

俺の一挙手一投足に女達は笑い、そして平伏す

それが当たり前だった

なぜなら俺はこの国の王子だからだ

王族に平民が口答えするなど言語道断だ

なのにこの女は…

俺は思わず握り締めた拳を上に振り上げた


「…っ!」

ガバッと体が跳ねた

汗が噴き出ていて、心臓の鼓動が滅茶苦茶早い

「夢か…」

俺はため息ともつかない独り言をほっと吐き出した

あれは…まだ出会って間もない頃の俺と瑠璃の姿か

確かにそんなような出来事があったな

「あの頃の俺は…」

今ならわかる 間違っていた

城の中で全てが手に入り、全ての事が決まる

俺の一言で世界は動く

その事に何一つ疑いを持っていなかった

それを瑠璃は少しずつ崩していった

本人は全く自覚してなかったようだけどな

俺は隣でスースーと気持ちよさそうに寝息を立てている瑠璃の髪をそっと触った

あの頃から俺は惹かれていたのか…

俺に逆らうこの女に…

「…ん…」

寝返りをうつと瑠璃は俺に背中を向けた

「…この野郎…」

この俺に背中を向けるとは!

俺は瑠璃の肩を持って上を向かせた

「…?キース…?なに?」

乱暴に扱っているにもかかわらず瑠璃は体を強ばらせる事もなく寝ぼけ眼を無防備に俺に向ける

「俺に背中を向けるお前が悪い」

「そんな…寝返りくらいうったっていいでしょ?」

呆れたように瑠璃はため息をつくと俺の手を振り払ってまた背中を向けた

「おいっ!」

「知りません」

「お前、俺を…」

「誰だと思ってる!です?はいはい王子様ですよ…おやすみなさい」

「…っ!」

完全にバカにされている!

俺はまた瑠璃の肩を掴んでこっちを向かせた

「もう!なに…」

「俺は王子じゃねぇ」

「はい?」

「お前の夫だ」

「…確かにそうですけど?」

「だからいいじゃねぇか」

「なにが?」

「こうしたって…」

俺は瑠璃の首筋に歯を立てた

「ちょっ…!キース!」

瑠璃はビクッと体を跳ねさせた

わかってる…お前がどういう反応を示すのか

俺は押さえ込んだ瑠璃を組み敷きながら耳たぶを甘噛みした

「…っ!ん…!やん…」

知ってるつったろ…お前が弱い場所

俺はわざと音を立てて瑠璃の耳を舌でなぞった

「キー…!あんっ…ダメ…!」

瑠璃の両手首を頭の上で一気に片手で押さえ、もう片方の手でネグリジェを捲り上げた

俺の手に丁度収まる柔らかな胸がぴんっと張っていた

ああ…柔らけぇ…

俺は感触を楽しむようにゆっくり揉んだ

「あん…ん…あん…」

瑠璃もじっくりと感じてるみたいだ

最初にこの胸に触れたのはいつだったか…

そっか…

シャルルの大学に迎えに行ってから別荘に行って…

キスしてたら我慢できなくなって…

でもそれ以上は我慢した

我慢…この俺がだ

「もう…そんなに乱暴にしないで…」

俺の力から逃れた手が離れたと思ったら、その手はそっと俺の頭を抱きしめた

「どこにも行かないから…」

愛おしむように撫でられる髪が気持ちよくって

俺は本能のままに瑠璃の胸にしゃぶりついた

「キース…キース…」

俺を呼ぶその声は夢に出てきた俺に突っかかる強気な瑠璃とは違っていた

急かされるように瑠璃のネグリジェを剥ぎ取り、俺も全裸になった

~つづく~





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