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迷える2人の王子~3~ロベルト&グレン

Category - 番外編
珍しくへこんでいるグレンをロベルトは目を丸くしながら、半ば笑いを堪えながら、ついでに言うと可愛いなぁと思いながら眺めていた

「いつもは用事が済むとお茶も飲まずに帰っちゃうグレンがずいぶんと居座ってくれるなぁと思ったら…ぷぷぷっ…!おじさんは嬉しいよ」

「笑うな!俺は真剣に悩んでるんだからな!」

公務でアルタリア城に訪れたグレンは先日の出来事をロベルトに話した…事を瞬時に後悔した

「別にいいけどぉ~キースに相談すればいいじゃん」

「死んでも嫌だ!」

「じゃあ俺でいいじゃん」

「…それも違ったかも」

「じゃあエドちゃんとこ行けばぁ」

「『グレンはグレンのままでいいんですよ』で終わりだろ」

「あらま!よくわかってるねぇ。ジョシュアは…」

「『ばかばかしい…』で片づけられる!」

「ウィルなら…」

「『じゃあ笑えば?』で終わり!ウィルには言われたくないし…」

「だよね~やっぱりロブたんでしょ。素直に言いなってば」

「選択肢が少な過ぎる…」

「まぁまぁ、ちゃんと相談に乗るからさ」

「だったら先に笑うのやめろ!」

「笑ってなんか…ぷぷぷっ!笑ってるかぁ~」

楽しくてしょうがないロベルトである

末っ子が長男に相談しに来てくれた事がとにかく嬉しいのだ

「まぁ結論でいけばエドちゃんじゃないけど、グレンはグレンのままでいいと思うよ」

「だからそれじゃ国民に伝わらないんだろ」

「グレンが実はこんなに天然で~素直で可愛いくって、いじり甲斐があって努力家で~結構大人っぽかったりするのは俺だけが知ってればいいんだけどなぁ」

「褒めるかけなすかどっちかにしてくれ…」

グレンは赤くなりながら怒っては頭を抱えた

またそれが可愛い思えてほくそ笑むロベルトだった

「悪趣味ですよ…」

さすがに見かねてアルベルトがグレンの前の紅茶を入れ替えた

「そう言えば…つい先程、来月にミッシェル城でのパーティーの事で連絡が来ておりました」

アルベルトに話を逸らされ、ロベルトはつまらなさそうに大あくびをした

「なんだって?」

「リバティの瑠璃様とドレスヴァンの真鈴様のお誕生日会を合同で行うそうです」

「なんで合同なのさ。別々にすればいいじゃん」

「お誕生日当日はそれぞれ王子様がお祝いされるので、それ以外は合同で…という事のようです」

「相変わらずキースもジョシュアも独占欲が強いねぇ」

祝い事は分かち合うような暗黙のルールがあるため、パーティーは開かなくてはならない

が、個人的には自分だけが祝ってやりたいと思うのはみんな同じではあるのだけれど…

「みんなでわいわい騒ぐの楽しいけどなぁ」

ロベルトだけは不満のようだ

「贈り物を用意しなくてはなりません。ユウさんもそれで急遽本国と連絡を取られているようです」

だからグレンのそばにいないのか…相変わらず放任主義でうらやましい…

「各国贈り物の足並みを揃えなくてはなりませんので…」

「去年のレースのネグリジェは不評だったしなぁ」

ロベルトが不満気に言うのをアルベルトとグレンはため息交混じりに見つめる

「あんな透け透けネグリジェ着れないだろう…いくらアルタリアの最高級レースだって言ってもさ」

「男連中は喜んでくれると思ったんだけど~」

「執事やメイドだって見るだろ…」

グレンがチラリとアルベルトを見ると、申し訳なさそうに頷いている

「げっ!アル、見たの!?」

「不可抗力です」

無表情でロベルトに返す

「今年は何にしようかなぁ~レースのなんか」

「レースから離れたら?」

「アルタリアの名産品をここぞとばかりに表に出さなきゃ!産業をアピールする絶好の場でしょう」

「ロベルトらしくないセリフだな…」

今度はグレンが目を丸くする

「アルタリアの未来を考えなきゃ!」

拳を振り上げるロベルトをグレンは唖然と見つめる

「アルタリアをどうアピールするかはグレンのアピールと一緒だろ」

「なんか違うけど…」

「アルタリアの未来の為に…ん?」

ロベルトは急に黙り込んだ

「そうだ!そうしよう!グレンもやろう!」

「な、なにがだよ!」

「いいからいいからぁ~」

突然ロベルトはグレンの手を引きだした


~つづく~





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