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迷える2人の王子~4~ロベルト&グレン

Category - 番外編
そして1ヶ月後ー…

ミッシェル城で瑠璃と真鈴の合同の誕生日パーティーが行われた

相変わらず多くの人々が競い合うかのように煌びやかな装いで会場を埋めている

日本から嫁いだ彼女達にこんなに上流階級の知り合いがいるわけもなく…

ほぼキースとジョシュアの関係者達の集まりとなる

王家に嫁いでからできた繋がりはほぼ公務と同じだ

けれどやらない訳にはいかない

瑠璃と真鈴はいつものパーティーと変わらない笑顔で自分の誕生日を祝いに来てくれた人達に礼を言って回る

この中に一体何人の人間が本当に気持ちを込めて祝ってくれているのか

ほぼ皆無だと思う

キースやジョシュアに取り入る為にはプリンセスのご機嫌も取らなくてはならない

「あの人、嫌な感じだったわ」

などと一言でも言われれば取引中止もあり得る

現にリバティ王妃の逆鱗に触れて爵位剥奪、国外追放にあった者がいることは語り継がれている

貴族達にとっては死活問題なのだから必死だろう

それを寂しいと口に出す事もできず…

2人のプリンセスは完璧に《公務》をこなしていった

やがてパーティーも中盤に差し掛かった頃…

「そう言えば…珍しくテレビ局がいるね」

ウィルがワイングラスをそっとカメラ側に向ける

「あれは日本のテレビ局ですよ。何でもロベルトからの要請だったとゼンに聞きました」

エドワードが微笑みながらテレビカメラに目をやる

「ロベルトが?何をやるんだろう…」

ウィルはそう言ってふっと笑う

型通りのパーティーなど何も面白くない

何かやってくれるなら楽しみとしよう

それが想定外ならなお面白い

「グレンもいませんねぇ…」

エドワードがぐるりと回りを見回すと、ようやく挨拶から解放されたのか瑠璃と真鈴はキースとジョシュアと共にウィル達の元に近づいてきた

「そろそろロベルトが何か始めるらしいから舞台前に行くようにゼンに言われたぞ」

訝しげにキースが言うとジョシュアも眉をひそめた

「来客が引くような事をしなければいいが…」

ロベルトの信用はほとほと無いに等しい

「グレンも一緒でしょう?大丈夫ですよ」

エドワードが言うととりあえず皆納得はする

「あ…始まるみたいですよ」

舞台にゼンが立ち、マイクで案内を始める

そして…

前代未聞のショーが始まった

~つづく。





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