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2課の彼の恋~木村涼平~4

とりあえず人通りを避けて近くにある銀行のエントランスに車椅子を移動させました

そこでハッと気づいて、慌てて車椅子の握りの部分から手を離しました

「…?どうかしました?」

「えっと…すいません」

僕は夕子さんに頭を下げていました

「天王寺さんに言われていた事を思い出しました」

「お兄ちゃん?」

「夕子さんの車椅子の持ち手を握るのは自分達が現場で背中を預けるのと一緒だって…だからつい数分前に逢ったばかりの僕なんかが持ってはいけなかったと」

「ああ~もうお兄ちゃんったら」

夕子さんは目を丸めてからカラカラと笑い出しました

「確かにそうなんですけど…やっぱり事件に巻き込まれたトラウマがあったりして簡単に人を信じられないって言うのはあるけど」

う~ん…と夕子さんは首を傾げました

「それでも赤信号を突っ切って、車に轢かれるかもしれない危険を冒してまで助けてくれた人を信じる位の見る目はあるつもりですけど?」

「……」

夕子さんは僕を振り返ってにっこり笑ってくれました

自分の顔が一気に真っ赤になるのがわかりました

僕は夕子さんの屈託の無い笑顔に瞬時に魅了されていました

「ましてやお兄ちゃんがいつも話をしてくれる《瓶底眼鏡のムダにキラキラした》それでいて、《仕事ができるくせに偉ぶらない大人な》木村さんなんだもの」

天王寺さんはどこまで僕を…

涙が出そうになります

芸能界の汚い世界を幼い時から見せられ、人を信じる事と上辺の親切の裏腹を体験させられた僕には天王寺兄妹の純粋な心がひたすら眩しかったのです

「木村さんはどちらに行こうと思っていたんですか?」

夕子さんに聞かれて、ようやく自分が何をしようか思い出しました

「夕飯を買いに行こうとしてました。瀬名さんからデパ地下の美味しいお店を勧められていたので」

「瀬名さんがお薦めするなら美味しいそう!私も見に行っていいですか?」

「もちろん。えっと…僕が押してもいいですか?」

「お願いします!」

こうして僕は夕子さんの車いすの押す許可を頂いて、一緒にデパ地下に向かいました

まさか京橋さんに見られてるとは気づかなかった…



~つづく~





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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

2 Comments

chika  

Re: タイトルなし

そうですね~確かに一目惚れするタイプじゃないです(^◇^;)

結構心が入り組んだ人なのでじっくりじっくりでしょうか

本編いいですよ~♪好きにならないように苦悩するところはボスや野村さんと共通しますね

2016/10/12 (Wed) 05:59 | REPLY |   

ちこりん  

んまぁ、第一発見者は京橋サンですか~
どんな風に2課メンバーに、バラしていくかが非常に楽しみ♪
ドS???が発揮されそう~

木村サン、実は本編知らないんですよ( ̄▽ ̄;)
でも一目惚れするタイプではないと思うんですが…

続きが楽しみ♪♪♪

2016/10/12 (Wed) 00:00 | REPLY |   

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