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2課の休日~桐沢洋~3

なかなか神様は順調に事を運んでくれないみたい

洋さんは事件に追われて帰りがめっきり遅くなった

それでも花井さん達が一生懸命フォローしてくれて、ようやく旅行の日までには片付きそうだって言っていた

ほっとしたのも束の間で…

今度は私が取材した長崎の事件の関係者から私にだったらインタビューを受けてもいいと連絡があったのだ

それが旅行の日の当日早朝…

犯人は逮捕されているのだけれど、まだ共犯者がいるかもしれないと疑心暗鬼になってずっと口を噤んでいた関係者だった

「前の日から行かなきゃ…洋さんごめんなさい」

謝る私に洋さんは微笑んで頭を撫でてくれた

「お前になら話すって言ってるんだろう?だったら迷わず行くべきだ」

「でも…」

「俺も仕事柄同じような事はよくある事だ。お前になら話すと言ってくれるって事はお前が部下だったら俺は手放しで褒めるぞ」

お前の仕事ぶりと信頼から関係者は連絡をくれたのだからなと言って洋さんは嬉しそうに笑ってくれた

それが決して強がりとか、私を気遣ってというわけじゃない

課長目線で本気で褒めてくれているのがわかって凄く嬉しかった

「夕方には終わりそうか?」

「その女の人はまだ怯えてるから、人気のない早朝をわざわざ指定してきたの。だから長くはないと思うわ。後はカメラマンさんに引き継いで編集して夕方には間に合わせるから…遅くてもお昼には…」

「なら、昼頃に福岡に着く飛行機で行くか」

「福岡に?」

「成田から直行便なら確かに4時間くらいでグアムに着くが、羽田から福岡空港経由で行くルートもあるだろ?」

「そうだけど…時間がかかるわ」

「お前がまた東京まで帰って来るより手っ取り早くねぇか?」

洋さんは当たり前のように言って飛行機の時刻表を調べだした

「おお、ちょうど福岡空港11:50のがあるぞ。グアムまで7時間ちょっとかかるが…まぁのんびりと行くか」

「…はい」

私は洋さんの懐の広さにただただ感激しながらまた旅行への夢を膨らませた


~つづく~





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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

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