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2課の休日~桐沢洋~8

ようやくグアム国際空港を出たら…さっきまで何でもなかったのに空が真っ黒になり、一気にスコールが降ってきた

そのせいなのか、空港を出てすぐ左手にあるタクシー乗り場はいつになく長蛇の列になっていた

「グアムは深夜便で着いてもいつでもタクシーに乗れるってイメージだったのに…」

せっかくの初日なのにと空を睨む

「グアムもハワイも突然スコールは来るからな。日本みたいに流しのタクシーはいないからレンタカーを借りた方がいいと八千草からアドバイスを貰ってそうしたんだが…正確だったなぁ」

部下の皆さんはみんな親身になってアドバイスしてくれたのね

いっぱいお土産買って行かなきゃ

「ホテルまでは遠いの?」

雨に濡れる事もなく、私達は車に乗り込む

そういえば私はどこのホテルに泊まるのか知らないんだった

飛行機の手配を私がしたからホテルは自分が探すと、洋さんが全部やってくれたのだ

「ここから10分って書いてあったぞ」

それなら本当にタクシーでよかったのに、洋さんの準備のおかげですんなりと空港から出発できた

慣れない右側の助手席に座って空を見上げると、もう雲が割れて光が差し込んできている

もうすぐ晴れるわ

そう思いながら、数日前の事を思い出していた

あれは久しぶりに洋さんと並んでゆっくりとベッドでお布団にくるまっていた時…

「グアムのホテルでリクエストはあるか?」

洋さんにそう聞かれた

「ホテル?う~ん…グアムだったらほとんどオーシャンビューでしょう?」

「だろうな」

「グアムは観光に力を入れてるからそんなに変なホテルないし…」

食事だってほとんど外食だろうし

レンタカー借りるって洋さんは言ってたから空港から遠くても気にならないと思う

特別こだわりは…

「強いて言うなら…」

「ん?」

「ツインじゃなくてダブルにして…ね」

言ってから急に顔が熱くなった

思わずシーツで顔を隠した

「…俺はツインでもいいけどな」

「……」

そうなの?

私は洋さんにくっついて眠りたいのに…

洋さんは旅行くらいは別々に寝たいのかしら

急に寂しくなる

「こうしてたら…シングルでもいいくらいだろ?」

「…っ?!」

不意に洋さんに腰を引き寄せられて…

私は洋さんの上に重なっていた

言葉もない私に下から洋さんがいたずらっぽく微笑む

洋さんの両足にすっぽりと下半身を挟まれてしまう

「旅行の間中…詩織がうんざりするほどくっついていたら…怒ってくれよ。俺は自分で歯止めが利く気がしねぇ…」

そんな事を甘く見つめられて囁かれたら…

顔がにやけてしまって恥ずかしいのに両頬を優しく包まれながら撫でられて…私はどうしたらいいのかわからなくなってしまう

「…怒るわけないでしょ…逆にもっとって言ったら洋さんが止めてね…」

「無理な注文だな…」

いつしか洋さんの手は私の頬から胸元へ…

そっとナイトウェアのボタンを外していく

じっと私を見つめながら…

露わになった胸を優しく包む

やがて別の手がショーツの中に吸い込まれた時には…私は洋さんにすべてを投げ出した…



そんな事を思い出したらまた急に顔が熱くなって手で扇いだ

「まだクーラー効かねぇか?」

左ハンドルをさばく洋さんがエアコンを操作してくれる

「ううん!大丈夫…あっ!夕陽!」

目の前にはすっかり雨が上がった空をオレンジ色に染めながら夕陽が海に沈んでいこうとしていた

洋さんがそっと手を握ってくれた…


~つづく~


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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

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