FC2ブログ

Welcome to my blog

夢恋城へ…ようこそ…

Article page

2課の休日~桐沢洋~21

翌日は朝から警察に行って事情を聞かれたりした

洋さんは犯人がジャパニーズマフィアと言ったとかで、それに拳銃の扱いが慣れすぎていると疑いを向けられたみたいだけど

そこは警視庁のみなさんがちゃんと証明してくれたみたい

逆に帰る頃にはグアムの警察署長さんから派手に握手やらハグやらをされて困惑気味で

勲章を授与するからもう少し滞在してくれとまで言われて慌てて固辞した

「勲章がいらないのか!」

不思議そうに署長さんが首を竦める

「3人の人が亡くなっているのに貰えませんよ」

洋さんがそう言って苦笑すると署長さんはあきれたように両手の手のひらを上に向けた

「3人も…なのか?我々は3人で済んだと思っている。亡くなった3人はたまたま店を出ようとして犯人と遭遇した。君がいてもいなくても失われた命だ。しかし、それ以外は君無しでは生き残れなかった」

「それでも、ですよ。最善は一人の犠牲者も出さずに犯人逮捕ですから」

「それは犯人もか?射殺して当然の場面だったが」

「死なせてしまっては取り調べができません。取り調べができなければ彼らが犯罪を起こそうとした理由や背景がわからない。今後同じような事件を起こす人間を事前に見つける事ができません」

「それが日本の警察か」

「はい」

洋さんはそう言うとにこやかに笑った

「…かっこいい」

思わず呟いてしまう

当たり前の事のようにいうけれど、決して当たり前に簡単な事じゃない

日本の警察は未来を見据えて、犯人の命をも守るのだ

私の旦那様になる人はそれだけ大きな使命を背中に背負っている人なのだ

誇らしく思えて…そしてその彼に相応しいと思える女性になりたいと思う

「君はジャパニーズマフィアではなく、ジャパニーズサムライだったようだ」

「ははは…ありがとうございます」

私達は名残惜しそうに見送ってくれた署長さんを背中に、ようやく警察を出る事ができた

「なんだか…予定が狂っちまったが」

洋さんは時計を見て車に乗り込む

後ろのトランクにはすでにトランクが積んである

もうあの高級ホテルは朝一番にチェックアウトしまったのだ

「でもまぁ、いい時間か」

洋さんは平然と言って車を空港に向けた

どこに行くのかしら?

首を傾げる私に洋さんが告げたのは

…ジープ島…




どこ?


~つづく~


拍手をポチッと押していただけると嬉しいです󾬏
私の明日からの活力になります┏○ペコッ


Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

0 Comments

Post a comment