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2課の休日~桐沢洋~22

洋さんの話だとジープ島まではグアムから飛行機で1時間半の所にある島だとか

すぐに行けそうだけれど、週に4便しかないので日程を組むのが難しいんですって

その飛行機に無事乗り込む事ができた

「俺が唸っていたら京橋がしっかりと計画を練って、八千草が現地のコーディネーターと連絡を取って調整してくれたんだ。もちろん時間外にだけどな」

離陸してもうすぐにコバルトブルーの海一色になる

「すごい協力体制なのね…」

「俺が振られないように必死らしいぞ」

「洋さんが誰に振られるの?」

「そりゃあ…お前だろ」

私?

キョトンとしてしまう

「奴らに言わせると俺はどうしようもない恋愛音痴らしいぞ。詩織に振られたら間違いなく一生独身だからってな」

「私が洋さんを振るなんて…」

大体洋さんが女の人に振られるの?

「振られっぱなしだぞ?」

想像がつかないんですけど…

「仕事を早く切り上げてデートだとか、何とか一緒にいようと有給を調整するとか…したことなかったしなぁ」

「そうなの?」

「飲みに行くメンバーに男がいるってわかってても別に気にならなかったし」

「やきもちとか…」

「したことなかったなぁ」

「それじゃあ…」

振られるかも…

言いたくないけれど『私と仕事、どっちが大事なの?』って聞きたくなる

その頃の洋さんなら『仕事だろ』って言いそう

「言っただろう?何かしてやりたくなる、一緒にいるために努力したくなる、飲み会の仕事仲間とはいえ男がいると勝手に妬いてる…そんな気持ちにさせられたのはお前が初めてだって」

「……」

なんか…嬉しい

「ただ、まだ詰めが甘いって奴らが言うんだ。サポートしなきゃダメだって使命感に燃えていやがる。部下だけじゃなくて上司も同期も…大きなお世話だと思うんだが」

真剣に腑に落ちないといった顔で言う洋さんに思わず笑ってしまう

昨日の凄惨な現場が脳裏から少しずつ薄まっていく

ううん。あの現場は忘れちゃいけない

ただ、恐怖心だけは消し去りたい

洋さんは大きく擦り剥いたような私の心を大きく暖かい太陽の手で癒してくれる

自虐ネタで笑わせてくれる

私は心から笑う事ができた

そんな話をしていたら、あっと言う間にジープ島に着いた

そこは…天国だった


ジープ島1


~つづく~


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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

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