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2課の休日~桐沢洋~23

ジープ島はコテージがあるだけの無人島だった

一緒に飛行機に乗って来た人達は着いてすぐにダイビングに行くために準備して海に飛び込んで行った

「俺達はダイビングの資格持ってねぇからな」

「お互い忙しくって中々行けないわね」

1回で取れないし

筆記試験も実地試験もある

プールと海と…命に関わる事だから簡単には取れない

「新婚旅行が海なら取ってもいいけどな」

「そうね」

本当はちょっと残念なの

イルカと泳げるなんてリトルマーメイドみたいで素敵じゃない?

「詩織はいいけどな。俺とイルカはなぁ」

洋さんはのんびりとコテージに向かいながら笑う

「どっちかって言ったら銛を持ってウニか…素潜りでアワビだな」

…似合う

想像ついちゃう

イシダイとかを突き刺してる洋さん…野生っぽい

磯で炭火でサザエを焼いてる洋さん

「それはそれでいいかも…」

新婚旅行じゃない時にね

私はそれも楽しみに思いながら洋さんの後をついていった

ダイビング目的の人達が海に行ってしまったので島には私達だけになった

「貸切みたいね」

360度海、海、海!

しかも凄い透明度でまさにエメラルドグリーン

そこに洋さんと二人きり

潮の音しか無い世界

私はパレオ付きの水着に着がえて大きく伸びをした

真っ青な海に雲1つ無い青空

こんなに現実離れした世界があるのね

「雨、降りそうにねぇなぁ」

洋さんは空を眩しそうに見上げて呟く

「せっかく天気がいいのに。降ってほしいの?」

「1回降ってくれてまた陽が照れば虹が出るだろ?」

虹?

「ここの虹は上手くいけば三重の虹が出るらしいぞ」

「三重?」

それは見たいかも!

でも降りそうにない

ちょっと残念…でもそれ以上のものがこの先に見られる事になる

それは生きてきた中で最高の夕陽

美しすぎる夕陽の中に私は染められるのだった

洋さんの言葉に子供のように泣かされながら…

ジープ島の虹


~つづく~


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Category - 2課の彼の恋(特捜24時)

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